2014年 OHLクラシックatマヤコバ

ビッグバーサ アルファへの変更が吉と出たD.リー

2014/11/18 12:13

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM

新しいビッグバーサ アルファに替えたダニー・リーは3位に入った(Rob Carr/Getty Images)

「OHLクラシックatマヤコバ」を3位タイでフィニッシュしたダニー・リー。2014年の「プエルトリコオープン」の2位という自己ベスト以来の好成績だったが、裏には新しいキャロウェイゴルフ ビッグバーサ アルファ 815 ドライバー(ロフト角8.5度)があった。

最終日のフロント9で「29」をたたき出し、フェアウェイキープ率7位タイの要因となったこのドライバーは、ニュートラルポジションにセットされ、シャフトは45インチのグラファイトデザインツアーAD DI 6Xが装着されていた。

メキシコの地で、この新たなドライバーを使っていたプレーヤーは7人。「サンダーソンファームズ選手権」からPGAツアーでお目見えしたものだが、キャロウェイのツアー担当マイク・スポーザ氏によると、選手の反応は非常に良いという。

「最初に返ってきた反応は、ドライバーの打音の良さだった」と言うスポーザ氏。「選手はその音や外観を気に入り、フェースアングルもすばらしいと言っていた。また(速い)ボールスピードが時速3.5マイル(約5.6キロメートル)もアップしている」。

「それによって明らかにキャリーはアップ。スピン量の範囲が最適化されたとき、ボールがさらに遠く飛ぶだけでなく、自分が求めている高さも手に入れられる。時速3.5マイルのアップの場合は、10~12ヤード飛距離が伸びており、これは大きなポイントだ」

レティーフ・グーセンの新しいアイアン:

レティーフ・グーセンはテーラーメイドの新作アイアン、RSi TPを使うプレーヤーの仲間入りを果たした。彼はメキシコでの今大会で、バッグに2番アイアンと4番アイアンからピッチングウェッジを入れていた。

RSi TPでは、過去のプレーヤーモデルで必ずあったお馴染みの“TPバッジ”も復活。ロングアイアンからミドルアイアン(3番から7番)は単一素材の鍛造クラブに見えるものの、実際は、ホーゼルとフェースには1025カーボンスチールを使用し、それに431ステンレスボディをプラズマ溶接した進化形の2素材の複合構造となっている。

一連の素材を溶接することで、開発陣はPGAツアープレーヤーが好む鍛造の打感をキープしながらも、アイアンのソールとフェースにスロットを採用できた。単一素材のショートアイアンには、1025カーボンスチールが使われている。

ホフマンが使うタイトリストのメタルウッド:

タイトリストの新Pro V1xのプロトタイプのボールを使い優勝した2人目のプレーヤーとなったホフマン。彼はまた、ゴルフバッグにタイトリストの最新メタルウッド2本を入れていた。

915Fの3番ウッド(13.5度)にUSTのエレメンツクローム8が装着されているのに対し、ホフマンの915 D2 ドライバー(8.5度)にはアルディラRogue 70Xのシャフトが採用されている。

タイトリストの915 D2 ドライバーは460ccで洋ナシ型のヘッドを採用、915 D3 ドライバーよりもドローバイアスとなっている。また、スピンに関しても915 D3よりも250rpm多い。

ドライバーとフェアウェイウッドは、ソールのヒールからトゥまでアクティブ リコイル チャンネル(ARC)が配され、フェースの上部と下部がたわみ、フェース全体でボールの速度を増やし、スピン量を減らしている。

175ccの915 F フェアウェイウッドのフェースはカーペンター455を採用。同社のフェアウェイウッドの中では最も薄く、より操作性がある160ccの915 Fd フェアウェイウッドよりもややスピンが多く、打ち出し角も高くなる。

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