2014年 全米オープン

J.ミラード、自己申告で「全米オープン」出場資格が取り消しに

2014/06/08 13:00

ジェイソン・ミラードが最終予選(セクショナル クオリファイング)で自主的にペナルティを申告したのを受け、6月7日に「全米オープン」の出場資格をはく奪された。

全米ゴルフ協会(USGA)の副会長で、チャンピオンシップ・コミッティーの委員長でもあるダニエル・B・バートンは「ジェイソンがこの問題を我々に知らせたことを評価します」とコメント。「現時点では償還請求をすることはありませんが、“ゴルフルール”、特に34章1bにのっとって、彼の出場資格を取り消します」。

テネシー州メンフィスでの予選会では連続して「68」をマークし、大会への出場権を獲得したミラード。ペナルティが発生したのは、彼がコロニアル・カントリークラブのノースコース18番ホール(この日27番目のホール)で3打目に臨んでいた時だった。

「自分のクラブをバンカーにつけてしまったのは、間違いないと思う」と話すミラード。そんな彼に代わり、同じ予選会でオルタネート2位だったアマチュア選手サム・ラヴ(米アラバマ州トラスヴィル出身)が大会に出場する予定だ。「はっきりと何かを見たわけではないけれど、それでも何かを感じ、小さな刻み目が視界に入ってきた。それは一瞬の出来事だった。すべてを把握してはいないけど、自分は(クラブをバンカーにつけたと)確信している。このおかげで心がざわついた。5日間練習をしたけれど、この出来事は心に留まっていた」。

「(出場できないのは)とても残念だけど、自分の心の中ではおかしいと思っていた」と振り返るミラード。彼は今年の「ザ・ホンダクラシック」に出場し、ミドルテネシー州立大学ではオールアメリカンに2度選出された経験を持つプレーヤーだ。彼いわく「今回の(申告は)正しい決断だと思っているし、僕はそれを貫いている」という。

一方、急きょ出場が決まったラヴは今回が初の「全米オープン」となる。彼はアラバマ大学バーミンガム校(UAB)での4年目を終えたばかりで、コロニアル・カントリークラブでの予選会では「68」と「69」のトータル「137」を記録していた。

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