バッバ・ワトソン 反対向きから見事なプレー
oBy Helen Ross, PGATOUR.COM
バッバ・ワトソンの歌手グループ「ゴルフボーイズ」がソーシャルメディアで広まるまで、ほとんど時間はかからなかった。ホバークラフトのゴルフカートに乗ったものと、ワトソンが「マスターズ」で2度目の勝利を挙げた夜にワッフルハウス(チェーンレストラン)で自身を撮ったもの同様だ。
最近、ワトソンはディズニーワールドリゾートにあるファンタジアガーデンズ・ミニゴルフコース(パターゴルフ場)で撮影した。彼は自身のホームコースであるイスルワースカントリークラブでカートを運転している通称“カートボーイズ”を連れて行った。
「彼らはかけで負けたから、僕にチポレ(メキシカンファストフード)を奢らなきゃいけなかったんだ」とワトソン。「彼らのうち一人が、ディズニーワールドのファンタジアゴルフコースに入るフリーパスを持っていたんだ。だから行ってプレーしたんだよ。水があるところでも、彼らに勝ったんだ。一日中勝ち続けたよ」と続けた。
彼らのグループは注目の的となり、そこでワトソンは前のホール(4番ホール)のミッキーマウスの顔が刻まれたティグラウンドから、1打目を(5番ホールのカップに向けて)反対向きに放った。ボールはカート用の道を辿り、短い芝の上を通過し、大きく曲がりながら坂を上りカップに入った。
そしてワトソンは、ボールがカップに吸い込まれる瞬間にフラッグを持ち上げ、「おかえり!」とカメラに向かって叫んだ。もちろん、その様子を撮影したビデオを彼はツイッターにあげているので、気になる人は見てみるといいだろう。
「あれは面白かったよ。だってあのビデオを撮り始めて、僕があのショットを打った。歩いてフラッグを持ち上げたら、ちょうど僕がポップアップしたみたいに見えたでしょ」と「ザ・メモリアルトーナメント」でワトソンは述べた。「面白い見え方だったよね」。
ワトソンは、ソーシャルメディアを通じて彼の違った一面を見せるのが好きだと話した。
「多くの人は僕の嫌なところを見ているから。人々は僕が怒っている姿や、ゴルフコース上で腹を立てている姿をよく目にしていると思う。だけど、僕はただ下を向いて誰の話も聞かないんだ。3パットを打とうが、ホールインワンしようが、関係ない。ただ下を向いて、次のショット、次のホールに集中しているだけなんだ」。
「だからソーシャルメディアを通して、ゴルフコース以外での僕の姿を見せようとしているんだよ。僕はただの子供さ。ふざけたことをして、楽しんでるんだ」。
そして失敗は犯さない。ワトソンは楽しいことが好きだ。そして、しっかりとカートボーイズからも戦果を得る。