2014年 シェル ヒューストンオープン

マスターズ出場へ、優勝が必須条件の5選手

2014/04/02 15:43
石川遼の第2ラウンドはカットラインを見据えながらのプレーだったが…

いよいよ来週に迫ったマスターズに出場するための最後の道は、「シェル ヒューストンオープン」で優勝することだ。ここで紹介する5選手は、オーガスタへの切符を賭けてヒューストンで凌ぎを削る。

パドレイグ・ハリントン:メジャー大会で3度の優勝を誇る名手が、1999年以来となるマスターズ不出場のピンチに立たされている。「シェル ヒューストンオープン」は7戦してわずかにトップ10が1度(2011年の8位タイ)のみ。今季は7戦して予選通過が3度、フェデックスカップランキングも189位と低調。マスターズでは14戦して4度のトップ10入り、オーガスタナショナルでの最高順位は2002年と2008年の5位タイだ。

チャールズ・ハウエルIII:マスターズ開催地のオーガスタ出身の彼は、2013年のフェデックスカップランキングで35位に終わり、上位30位までに与えられる出場権を僅差で逃した。2002年から2008年までの間はマスターズに連続出場していたが、以降の出場は2012年(19位タイ)の1度のみ。昨年の「シェル ヒューストンオープン」は10位で、9度目の出場で初のトップ10フィニッシュを果たした。今季のフェデックスカップランキングは22位。

ジェフ・オギルビー:かつての全米オープン覇者は、昨年のマスターズ出場を逃した。彼がマスターズに出場できなかったのは2005年以来のことだった。マスターズ7戦の成績は全てで予選通過を果たし、5度のトップ30フィニッシュがある。キャリアベストは2011年の4位タイだ。「シェル ヒューストンオープン」では、初参加から6戦連続で予選通過を果たし、そのうち4度はトップ10フィニッシュと好調だったが、直近の2戦はともに予選落ちとなっている。フェデックスカップランキングは目下138位だが、先週の「バレロテキサスオープン」では11位タイと健闘し、今季10戦目にして初のトップ25フィニッシュを果たした。

石川遼:2009年からマスターズ連続出場を続けており、そのうち3度は特別招待選手として参戦した。昨年は最終日にキャリアベストの「68」をマークして38位に食い込んだ。今季は3度のトップ10入りもありフェデックスカップで27位につけるなど、PGAツアー参戦後、最高のシーズンを送っている。「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」ではキャリアベストとなる2位に入った。初出場となった昨年の「シェル ヒューストンオープン」では「77-72」のスコアで予選落ちを喫した。

マット・ジョーンズ:昨年のフェデックスカップランキングで自己最高の32位につけたオーストラリア人は、マスターズ出場権を逃した最高順位のフィニッシャーとして悔しい思いをした。過去3度の挑戦ですべて予選落ちしていた昨年の「シェル ヒューストンオープン」はついに予選通過を果たし、38位で終えた。マスターズ出場経験はなし。現在のフェデックスカップランクは75位だ。

2014年 シェル ヒューストンオープン