2014年 ソニーオープンinハワイ

1Wのロフトアップが流行中? ソニーオープンでのギア情報

2014/01/14 11:29
イングリッシュは愛用していたパターから「バーサ2ボール」にチェンジした(Stan Bads/PGA TOUR)

ハリス・イングリッシュは、キャロウェイ契約選手として新しい年をスタートした。前週の「ヒュンダイ・トーナメントofチャンピオンズ」では、X2 HOT PRO ドライバー(8.5度)、RAZR X マッスルバックアイアン(3-9)、MACK DADDY 2 ウェッジを使用した。

ピン契約時代の名残として彼のキャディバックの中に唯一残っていたのは、スコッツデール パター ホーハムで、これは「OHLクラシックatマヤコバ」でツアー2勝目を飾った時と同じモデルだ。

イングリッシュは、優勝者のみが集まるカパルアではそのパターを使ったが、「ソニーオープン」ではオデッセイVERSA 2ボールへと変更した。

イングリッシュはオデッセイ・ツアーレップのジョニー・トンプソンと共に、ワイアラエCCのバミューダグリーンに対応するためにロフトの調整を行い、最終的に3.5度で落ち着いた。0.5度の増加 ―最初は3度のロフトだった― は、インパクトと球の転がりを改善した。特に逆目と目を横切るラインのときに。

オデッセイによれば、イングリッシュはVERSA2ボールを何度か試していたので、試合では初めて使ったものの十分に慣れていたという。イングリッシュは同大会のパットのスコア貢献率では25位タイだった。

◆テーラーメイドの選手たちはロフトをプラス

テーラーメイドのドライバーを使う選手たちがロフトを増やす傾向は、ソニーオープンでも続いていた。合計37選手が、同社のSLDRドライバーを試合で使い、そのうち23選手がロフト10度かそれ以上だった。

3人の選手 -スチュワート・シンク、ウィリアム・マガート、スコット・バープランク― はロフト12度のドライバーを使い、ショーン・オヘアは9度から10.5度に、ジョン・デイリーは7度から9度のSLDRに変更した。

◆ナイキの新製品

ワイアラエに出場した5人のナイキ契約選手のうち4人 ―スコット・ブラウンノ・スンヨルジェイミー・ラブマーク、ケビン・トウェイ― が、新しいVRSコバート2.0ドライバーに変更した。

さらに、5選手全員が2014年のRZNボールでプレー。ノとブラウンは4ピースのRZNプラチナム―ロリー・マキロイはスピンを抑えたRZNブラックでオーストラリアンオープンを勝利した―を使い、ラブマークとトウェイ、ヘンリーは中スピンのRZNプラチナムを使った。

どちらのボールも、ナイキの新しいレジン・スピードロック・コアテクノロジーを採用している。インターロッキング・コアデザイン ―コア表面がワッフル焼き器のような形状をしている― は、コンプレッションレイヤーとの密着度を高め、インパクトを通じてより多くのエネルギーを伝えることができるようになっている。

◆その他

ラッセル・ヘンリーは、ナイキのVRSコバート2.0フェアウェイウッド(15度と19度)を新たにバックに入れている。ハドソン・スワフォードはブリヂストンのまだリリースされていないツアーB330ボールを使用して8位タイでフィニッシュ。ブライアン・スチュワート(6位)は、キャロウェイのX2 HOT プロドライバー(ロフト実測8.8度)と、トゥルーテンパーのPXVシャフト(44.875インチ)を試合で使った。

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