復活したベアードが2位タイで発進
ブライニー・ベアードは米国ツアーでのキャリアにおいて、可能な限り試合に出場し続けている。手にしていないのは勝利だけだ。
しかし今週は、未勝利のキャリアについにピリオドを打つかもしれない。
「マックグラッドリークラシック」初日、ベアードは7アンダー「63」をマークして2位タイで発進。より重要なのは、2012年途中に両肩の手術して2013年シーズンを全休した後、再び身体を万全の状態に戻してきたことだ。
「主には肩関節の手術をしたんだ」とベアード。「肩から10ミリの骨を抜いた。それを左右の肩でやったんだ」。
「痛みを感じる主な原因はそれだったんだよ。泣くほどのストレスだったと医師は感じてくれなかったようだけどね」。
木曜日、ベアードも強いストレスを抱えることなくプレーした。
41歳のベアードは、ラスト5ホールで4連続バーディを奪うなど計7つのバーディを奪い、かつノーボギーで、日没サスペンデットとなったシーアイランドGCの初日を終えた。パーオンに失敗したのはわずか2度で、2009年以降最も良いスコアを叩き出した。
「余裕の「63」というものがあるとすれば、今日がまさにそうだね」とベアード。「ボールを自分の前でコントロールし続けることができた」。
もっとも、ボールのコントロールに苦しんだときでさえ、ベアードは大きく崩れなかった。あるホールではハザードに打ち込んだが、その後難なくパーセーブした。
全ては、残り3日間で同じように良いプレーができるかどうかに懸かっている。
ベアードはキャリアで5度の2位フィニッシュを果たしており、キャリア未勝利の現役選手としては最大の1300万ドルもの賞金を手にしている。素直に喜べない記録ではあるが、ベアードをいら立たせるのはそのことではない。
「僕より他の人々がそのことを気にするみたいだね」とベアード。「不運だったと感じるかって?いや、そうは思わない。2位で終わった5度の大会で優勝できたと思うかって?それらの大会がいつだったかは全て正確に覚えているよ。自分がどれくらいプレーしてきたかも知っているし、自分がツアー未勝利の選手として誰よりも多くを稼いでいることも知っている」。
「それを気にしているかって?少しね。ただ、おそらく皆が思うほどじゃないよ」。
ベアードを悩ませたのは、怪我が全治する前にフィールドに復帰するという決断だった。腕を頭上に上げられない状態のまま、2月下旬から3月上旬にかけてウェブドットコムツアーの2試合に出場した。痛みは激しく、ベアードはリハビリに逆戻りすることになった。
そして今は、問題なく両手を上げることができる。「どちらの肩も痛みはないよ」とベアード。「良い気分だね」。
もし勝利をつかめれば、より一層良い気分になることは間違いないだろう。