三菱レイヨン「ディアマナ Wシリーズ」
2013/10/28 10:48
By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider
「ディアマナ Dシリーズ」シャフトで成功を収めた三菱レイヨンは、「Wシリーズ」と呼ばれる「ホワイトボード」シャフトの3代目を発表した。低弾道、低スピンのモデルは、より正確なコントロールを可能にし、ショットの散らばりを抑えることができる。
白地に「Diamana」ロゴのデザインで知られる「ホワイトボード」シリーズは、先代の「ディアマナ アヒナ」シリーズと合わせて、これまで世界中のツアーで100勝以上に貢献してきた。
タイガー・ウッズは現在、ホワイトボードでプレーしている代表的な選手だ。ウッズは今年の「ザ・プレーヤーズ選手権」で、それまで使用していたグラファイトデザイン社の「ツアーAD DI-7 X」から「ディアマナ D73 X」(ホワイトボードシリーズ初代)に切り替えた。
2007年に発表されたこのシャフトをウッズが初めて手にしたのは、14度目のメジャー制覇を果たした2009年。その後も数年に渡る改良が重ねられている。2代目の「アヒナ」に比べると3代目の「Wシリーズ」は、フープ層にピッチ系炭素繊維のダイアリードを重ねることで、つぶれ変形を防いでインパクト時の安定性を改善し、わずかながら手元側が硬くなっている。
また、「Wシリーズ」は、元々の「Dシリーズ」と非常に似た先端側の柔らかさも特徴。低弾道、低スピンのモデルである一方で、「アヒナ」よりわずかに弾道が高くなるはずだ。