3年連続・・・またしても予選落ちのミケルソン
By Helen Ross, PGATOUR.COM
まず、今日の良いニュース。フィル・ミケルソンはついに、ジ・オールドホワイトTPCにて自身初となるアンダーパーの「68」をマークした。
そして残念なニュース。ミケルソンは、「このグリーンブライアークラシック」の舞台で3年連続の予選敗退となった。世界ゴルフ殿堂入りを果たしているミケルソンにとって、あらゆる大会で初めてのことだ。
初日を「74」としたミケルソンは、2日目を終えた時点で通算スコアを2オーバーとし、予選通過を決めるには3打足りなかった。バックナインから金曜日をスタートしたミケルソンは前半を「32」とし一度は通算スコアをイーブンとしたが、後半に失速した。
後半は、2番で6フィートのパーパットを外すと、その後の6番でもティショットをバンカーに入れ、8フィートのパーパットも外してしまった。7番では13フィートのバーディパットを沈めるものの、9番ではフェアウェイを捕えきれず、結局スコアを1つ落とすこととなった。
それでも、ミケルソン自身は金曜日のプレーに納得していた。「今日は良いショットもいくつかあったし、なぜ自分がここを苦手としているわかったと思う」とミケルソンは話した。「アイアンでの距離感がまだ掴みきれていないんだ。コースは標高数千フィートの場所にあり、我々が練習をしているのは低地なので、ボールの飛び方も異なる。フェニックスと同じ程の標高だが、ここではまた違った距離感が必要となり、それに掴むことができなかった」。
「今日は多くのアイアンショットを放ったが、自分の思っている場所に止めることができなかった。それも1、2ヤードではなく、10ヤードや12ヤードのギャップがあった。過去3年間を振り返っても、アイアンでの距離感が掴めていないことが不振の1番の原因だね」。
今週のミケルソンは、28打中21打でフェアウェイをキープし、36ホール中22ホールでパーオンを記録した。2日間で60パットの要した。
思うようなプレーはできなかったものの、ミケルソンはこのジ・オールドホワイトTPCのコース自体を楽しんだ。「このコースは、我々がプレーしたコース中でデザイン的に1番のコースだと思うよ」とミケルソンは述べた。
「このコースは、1つ1つのホールから学ぶことがある。今年はコースの設定も素晴らしかったし、コース自体も良いコースだと思う」。
ミケルソンは既に、2年前に2位で終えた「全英オープン」へと気持ちを切り替えている。「英国オープンは全く異なったプレースタイルが求められる。芝の長さ、吹き荒れる風、悪天候、固い地面・・・次の数日間は、ボールを低くプレーするよう調整するよ」とミケルソンは話した。