2013年 トラベラーズ選手権

初日「67」に満足のローズ

2013/06/21 16:20

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

(コネチカット州クロムウェル)
ジャスティン・ローズは無難に初日を終えたかった。

先週の日曜日、全米オープンを制してから初めて迎えた初日のラウンドは、当然のことながらNYのマスコミを筆頭に多くのメディアを引き連れての騒々しいラウンドとなった。そんな中でローズは、3アンダーの「67」でトラベラーズ選手権の初日を終えた。

ミッション・コンプリート(任務達成)だ。

「1番ホールの選手紹介のアナウンスでね、“2013年全米オープンチャンピオン”なんて紹介されたもんだから、ティショットを打つまでずっとにやけていたよ。僕は長い間、これ(メジャー大会の優勝)を達成したかったからね」。

ローズはオープニングホールの1番でいきなりバーディを決めた。彼はその後「メンタルエラー」と表現したミスを重ねてしまい、3番で3パット、4番は7フィートのパーセーブに失敗、6番(パー5)では5フィートのパーパットを外してしまった。

全米オープン王者は、ここでようやく目が覚めた。7番から18番までの12ホールでローズは5アンダーと息を吹き返し、首位のチャーリー・ホフマンから6打差で初日を終えた。

「4番か5番までは、何とも言えないぎこちないプレーが続いたけど、崩れずに我慢できたのが大きかったね」と、ローズ。「先週できたことを今日も堅実にやろう、と心掛けたんだ。初日は思った通りにラウンドできて満足だよ」。

今週の舞台、TPCリバーハイランドは、先週のメリオンのような難コースではない。1週間前の全米オープン初日はアンダーパーを記録した選手がひとりもいなかったが、今日は何と65人もの選手がアンダーパーでホールアウトした。

「今週のような(スコアが出やすい)大会では、一定のペースを保つことが秘訣かな」と、ローズ。「初日から4日間、60台中盤を続ければ、優勝には限りなく近づくと思うよ」。

新たなメジャーチャンピオンとして初めて迎えた初日のラウンドを、無難にまとめたローズの表情は、充実感に溢れていた。

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