2019年 マスターズ

オーガスタの飲食事情 ~中野義昌カメラマン「マスターズ」紀行(5)

2019/04/13 13:21

はじめてのマスターズ取材

おなか、すいたなあ

オーガスタナショナルGCの美しい舞台にそろう実力者たちの姿を追っていると、時間が経つのも忘れて撮影に没頭してしまう。そうは言っても、朝から晩まで、日が昇っている間中、コースに出ていれば、おなかも空いてくる。

場内には大会独自の食べもの、飲みものを販売する出店が至るところにある。ソフトドリンクやビールなどのアルコール飲料は、この蒸し暑さの中で飛ぶように売れる。ただ、中身もさることながら、プラスチック製のコップがなにせ人気だ。マスターズのロゴが入っているから、お土産にもピッタリ。来場の記念に捨てることなく持ち帰ろうとするパトロンがほとんどで、大きな声では言えないけれど、ゴミ箱から拾いあげてバッグに詰める人もいる。

ただ一番といえる驚きは、数々の商品の価格だった。サンドイッチは1.5ドルから。ソフトドリンクは2ドル。ビールは4ドル。観戦チケットの値段は他の大会に比べれば破格ゆえ、飲食店もさぞや…と想像していたら大間違い。規模からは考えられないプライスだ。なかなか“壁”の高い、格式高いトーナメントだけれど、足を踏み入れた人に対しては、とことんサービスをふるまう精神がココにはあった。

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