ウッズは静かなスタートでも…ミケルソンとの10億円バトルが話題に
◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 初日(23日)◇リッジウッドCC(ニュージャージー州)◇7,385ヤード(パー71)
5年ぶりにプレーオフシリーズに進出したタイガー・ウッズは、初戦の第1ラウンドを2バーディ、2ボギーの「71」とし、イーブンパーの60位で滑り出した。午前7時台のスタートながら多くのギャラリーを引き連れた。この日のパーオン率は61%(11/18)とショットが安定せず、「中途半端な距離が多くてフルスイングができなかった。何をやってもうまくいかない日だった」と不満そうに振り返った。
静かなラウンドに終始したが、ウッズの周辺では騒々しさを増している。開幕前日の22日に、ウッズとフィル・ミケルソンが自身のツイッターに「ザ・マッチ」と題した900万ドル(約10億円)の賞金をかけたエキシビジョンマッチの開催告知をツイート。この日のインタビュー中にもコメントを求められ、「誰にとっても楽しい時間になるはずだ。これまでとは異なる舞台で、ショーを見せられることを楽しみにしているよ」と笑顔で答えた。
海外メディアの報道によれば、主催するのはラスベガスに本社を置く総合型リゾート施設を運営するMGMリゾーツ・インターナショナル。イベントは米国の感謝祭にあたる11月23日にラスベガスで行われ、テレビ視聴には課金が必要になる。勝負は18ホールで行われ、その中にはドラコンやニアピンコンテストのほか、エンターテイメント性を盛り込んだ対決が含まれる予定だという。
かつては不仲も報じられた2人だが、近ごろは3週間前の「WBCブリヂストン招待」で練習ラウンドをともにするなど急接近。イベントに関してツイッター上でやりとりが行われるなど関係を深めており、ツアーの人気を二分してきた両雄のテレビマッチに早くも強い関心が寄せられている。(ニュージャージー州パラマス/塚田達也)