小田孔明が「全米プロ」滑り込みで実感 “食”の重要性
2015/08/12 16:27
海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」に招待枠から出場する小田孔明は11日に初めてコース入りし、午前6時45分から18ホールをプレー。初出場で予選落ちした2010年大会と同じコースのウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)へ5年ぶりに足を踏み入れた。
小田本人にとっても想定外だったという2年連続3度目の大会出場。例年の招待選手は『世界ランク100位以内』が慣例となっており、前週を前に113位にいた小田は「完全に諦めていた」という。吉報が届いたのは、前週「WGCブリヂストンインビテーショナル」月曜日の練習中。マネージャーのもとに連絡が入り、滑り込みでの出場を確認した。
そこからはバタバタだった。翌週に抑えていた帰国便をキャンセルし、移動手段やホテルの手配で大わらわ。慌ただしい中にあって「それだけは良かった」と笑ったのが、経由地のシカゴで日本食を大量に調達できたことだ。
1週間の予定で渡米したため、前週は外食が続き、「肉、ピザ、肉、ピザ・・・具合が悪くなっちゃったよ」と辟易していた。それだけに、食のストレスを解消できたことに「それは大きい」と真顔で語った。チームで宿泊している今週の宿舎はキッチンが付いており、調理したおかずとともに、レンジで温めたご飯を堪能している。
「みんなでウマイ、ウマイって食べてる。それだけで気持ちがラクだよね」。同じく日本食が恋しくなり始めた報道陣の食欲を刺激して笑い、大舞台への英気をアピールした。(ウィスコンシン州シボイガン/塚田達也)