2015年 トラベラーズ選手権

バッバ・ワトソンが首位発進「ここは特別な場所」

2015/06/26 09:49
初優勝に父の他界。2010年はワトソンにとって忘れられない年となった。(Jim Rogash/Getty Images)

「全米オープン明けだと、どのコースをプレーしても易しく感じる。バーディをたくさん獲れるし、グリーンはこれまで見た中で最高の転がりをする。手に持つのは短いクラブ。だから、スコアを伸ばすチャンスがある」

コネチカット州にあるTPCリバーハイランズで開幕した「トラベラーズ選手権」初日に9バーディ、1ボギーの「62」(パー70)をマークして、8アンダー単独首位に立ったバッバ・ワトソンはそう振り返った。

「ここは特別な場所」。ワトソンにとって、TPCリバーハイランズは2010年にツアー初優勝を飾った場所。同時に、咽頭ガンと戦っていた父について公表した場所でもある(同年10月に他界)。「だから、いろんな意味で特別なんだ」

全長6841ydとツアーでも短い部類に入るコースだが、ワトソンは過去8度出場して優勝を含むトップ10が4度ある。長いコースが得意なのか、短いコースが得意なのか。「それはセッティングによる」とワトソンは言う。「どんな芝で、どんなコースか。だから、年の初めにどの大会に出ようかとチェックするんだ」

もちろん、今大会をそのリストから外すことはない。「ファンも、(07年からスポンサーになった)トラベラーズも年々待遇を良くしてくれる。どうして、出たくないなんて思えるんだい?」メジャー帰りの疲れは、少しも感じさせなかった。(コネチカット州クロムウェル/今岡涼太)

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