2014年 フライズドットコムオープン

松山英樹&石川遼は9ホールの調整 明日揃ってプロアマへ

2014/10/08 10:08
練習場で揃って打ち込みをする松山英樹と石川遼。いざ、開幕戦!

ぶどう畑に囲まれたナパ(カリフォルニア州)に降り注ぐ陽光が、じりじりと肌を灼く。米国男子ツアー2014-15年シーズンの開幕戦「フライズドットコムオープン」の初日を2日後に控えた7日(火)、松山英樹石川遼の両選手は会場のシルバラードリゾートアンドスパで調整に汗を流した。

月曜日に当地入りした松山は、この日は朝からアウト9ホールをラウンドし、その後16時ごろまで練習場での打ち込みを敢行。弾道解析のトラックマンを利用しながら複数のクラブを試打するなど、課題とするショットの仕上げに取り組んだ。

「ショットがうまくまとめられないので、それをどうやってまとめるか。練習では良い感じで打てるようになってきたけど、コースに出るとまだ不安がある。少しずつ練習を重ねて、自信になってくれば直ってくると思う」と松山。

3週間ぶりの米国男子ツアーの舞台とあって、「久しぶりなので難しく感じる」と苦笑いを浮かべたが、「この試合から良い成績を残せれば楽になる」と、プレーオフ最終戦まで進んだ昨シーズンを上回るべく気合いを込めた。

一方の石川は、月曜日、火曜日とともにアウト9ホールずつをラウンド。この日は松山よりやや早めに練習を切り上げた。昨シーズン終了後、日本でも2試合に出場した石川だが、「日本とはコースが違うので、攻め方など慎重にやっていきたい」と気持ちを切り替えて新シーズンに臨んでいる。

技術的な不安はないという石川は、いかに本番で普段通りのプレーができるかを現時点での課題としている。「練習場、練習ラウンド、プロアマ、試合と4段階ある。明日のプロアマは、試合とまではいかないけど、一球だけをプレーするし、集中力を高めてやりたい」と、明日は本番をにらんだ18ホールとなりそうだ。

この日発表された予選ラウンドのペアリングで、松山はティム・クラークハリス・イングリッシュと、石川はブライアン・デービス、ジェイムス・ハーンと同組となった。明日水曜日、2人は揃ってプロアマ戦に出場する。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)

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