2014年 全米オープン

谷口徹が2度目の予選通過へ50位 矢野東、宮里聖志は出遅れ

2014/06/13 10:26
50位で終えた初日。谷口は予選通過圏内で2日目を戦う

ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開幕した「全米オープン」初日。日本地区最終予選を突破して参戦の谷口徹が2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「72」(パー70)で回り、2オーバーの50位タイで2日目を迎えることになった。一方、矢野東宮里聖志は大きく出遅れた。

午後にインから出た谷口は、2ホール目の11番で早くもボギーが先行したが、14番で残り140ヤードの第2打を3メートルに付けてバーディを取り返した。17番(パー3)でボギー、後半4番ではグリーン右手前バンカーからの3打目は、一度は捉えたグリーンから傾斜で手前にこぼれ、結局4オン2パットのダブルボギー。「ハーフターンに差し掛かるころから、時差ボケが効いてきた…足が動かなくなってしまった」と苦笑いで振り返った後半だが、6番(パー3)で10メートルのバーディパットを沈めると渾身のガッツポーズも飛び出した。

スタート前、午前中にテレビ観戦で攻略法を練っていた際には「ボールがよく止まるなあ。全米オープンぽくないと思っていた」という。ところが自身のプレーした午後になれば、やはり硬さは増した。ベテランはその対応力の高さで、予選通過の60位タイまでの順位をまずは確保した。

午前スタートとなる2日目は、2010年以来2度目の決勝ラウンド進出がかかる。「やっぱりレベルが高い。イージーなところにピンは切られない。謙虚にやっていく」と気持ちが緩む様子は無かった。

中盤まではまずまずのプレーを見せていた矢野だったが、1ホールの大叩きで・・・

矢野東 1バーディ、4ボギー、1ダブルパー「77」、7オーバー134位

「フェアウェイウッドのショットが右へしか行かなくて。ドライバーとパターが良かっただけに悔しい。(7番パー4の「8打」は右サイドの荒地からのトラブル)せっかくいいゴルフをしていたのにもったいない。芝が枯れていたのが少しやりにくかった。最近トリプルボギーなんかを叩く癖がある。明日はドライバー中心のゴルフで行く」

全米OP初出場の宮里は「途中からキャディと全然、グリーンに乗らんぞ!と話していた」

宮里聖志 7ボギー、2ダブルボギー「81」 11オーバー154位

「良いショットがなかなかグリーンに乗らなかった。前半はパーオンしたのが1回、9番だけ。パターが悪かったら90を打っていたと思う。集中力は切れなかったけれど、本当に難しかった。ピンをさすショットもあったんですが…思っていたより飛んだりして、傾斜に落ちてしまったショットもあったんだと思う。狙いに行ったところで失敗した」

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