ウッズが世界ランク1位からついに陥落 スコットが初のトップに
2014/05/19 11:06
戦列を離れている世界ランキング1位のタイガー・ウッズが、米国時間19日(月)に発表される最新ランキングでついにその座から陥落し、現在2位のアダム・スコット(オーストラリア)が、初のトップとなることがわかった。オメガワールドゴルフランキングの公式サイトでは、正式発表より一足早くスコットの写真をトップに据え、『Adam Scott World Number 1』との見出しが掲げられている。
今季腰痛に悩まさていたウッズは、3月の「WGCキャデラック選手権」(25位)に出場したのを最後に戦列を離れ、3月末には腰の椎間板切除手術を行ってツアーから長期離脱中。スコットの直近出場試合は前々週の「ザ・プレーヤーズ選手権」(38位)。2人とも前週は出場がなかったが、ランキング算出方法により順位が入れ替わることとなった。
世界ランキングのポイントは、過去2年間に出場した試合での獲得ポイントを元にして算出される。直近13週は獲得ポイントが加算されていくが、その後の91週は古いものから徐々にポイントが減算されていく仕組みとなっている。
家庭トラブルをきっかけとしたスランプから復活を遂げてきたウッズは、2013年3月におよそ2年半ぶりに同1位に返り咲いたが、1年2ヶ月で王座を譲ることに。
一方、今年の「マスターズ」直後に結婚したばかりのスコットは、自らの人生の門出に花を添える形に。今週開催の米国男子ツアー「クラウンプラザインビテーショナル」にエントリーしており、世界1位に立ってから初めて臨む大会として大きな注目を浴びそうだ。