谷原秀人、5位発進にも「今日はラッキー」
総勢7名の日本人選手が出場している米ツアー「ソニーオープンinハワイ」の初日、6バーディ2ボギーの「66」(パー70)、4アンダーで回った谷原秀人が日本勢最上位となる5位タイと好発進。首位のベ・サンムン(韓国)とは3打差につけている。
インスタートの谷原は、前半は1オーバーで折り返すものの、後半に入り4連続を含む5バーディを奪う変身ぶり。だが、「(前半と後半で)全然変わっていませんよ。パットが後半入っただけ。たまたまです」とあっけらかん。本人にとっては“たまたま”でも、国内ツアーで2年連続平均パット数1位に君臨する実績は嘘をつかないようだ。
年末から取り組んでいるスイング改造(グリップをストロングにして、ハンドファーストにする)も、「まだまだっすね」と調整段階。「1ショット、1ショット、自分自身に対して気が抜けない。ひっかけが出ると、“あ、きたきた”って感じで・・・」と、コースとの戦いの前に、越えるべき壁が立ちふさがっているのだ。
この日もスタートホールの10番ティショットで大きく右へプッシュアウトした。ボギー発進としたことで、目の前のショットへの集中力が高まったとも言えそうだ。「今日はラッキー」と軽くいなす谷原から、勝負へのプレッシャーは感じられなかった。
◆その他の日本人選手
<宮里優作 48位タイ/1アンダー>
「今日はティショットがあまり良くなくて、うまくゴルフしていたけど、グリーンが読めていない。狙ったところに打てても全部外れました。あまり練習していないし、暖かいので体が動き過ぎる。トップが深く入りすぎて、(クラブが)上から入って左に飛んでしまいます」
<武藤俊憲 65位タイ/イーブン>
「初日、無事に終わりました(笑)。前半は良いゴルフができなかったけど、1ヶ月試合をしていなかったから。今日は午後(スタート)で荒れている中、後半これだけ良いパットができたので、まあまあ良いんじゃないかなと思う。前半3オーバーまでいったのを考えれば良かったです」
<池田勇太 104位タイ/2オーバー>
「載せるところが悪かった。順目の下りばっかりで。(トリプルボギーを叩いた3番は)ティショットがドてんぷら。まあ、あれだけっちゃあれだけだけど。他はいいパーもあったけど、もっとバーディが獲れれば良かったな。明日はアンダーで回るしかない。ただそれだけだと思う」
<川村昌弘 104位タイ/2オーバー>
「スコアは悪かったけど、ショットは良かった。パターだけですね。打ったら(カップに)蹴られるという感じ。今年一発目(の試合)だし、気にしてないです。(米ツアーは)楽しいです。明日、ボコボコ入ってくれたらもっと楽しいですけどね」