米国男子ツアー

メジャー練習ラウンドで「ライダーカップ」予行練習!?

2002/08/14 09:00

昨年の米国を襲った同時多発テロのために1年間の延期を余儀なくされた「ライダーカップ」。開催は今年の9月27日からの3日間とまだまだ先の話だが、今季最後のメジャーの練習ラウンドで予行練習が行なわれた。実は、全米ゴルフ協会のはからいで、今年の全米プロ選手権に、シード権のない選手でもライダーカップ選抜メンバーの全員が招待された。そこで、キャプテンのカーチス・ストレンジは選手たちを集め、フォアボールでの予行練習を発案。午後に記者会見が決まっていたタイガーと、まだミネソタ入りしていないデービス・ラブIIIを除く10名が参加し、1ヶ月後のゴルフ界最大のイベントに向けて最終調整を行なった。

カーチス・ストレンジ
「最高のチャンスをもらったよ。9月に開催コースのベルフリィで集るまで全員の様子なんて見られないと思っていたからね。選手たちにもお互いの様子を知って欲しかったんだ。それに楽しんでもらいたかったんだ」

スコット・ホーク
「一致団結の雰囲気を味わえたね。カルカベッキアは『ハーフ終了時にもう充分に団結したから、そろそろメジャーに集中しよう』なんて愚痴をこぼしていたけど、メジャーへの調整とライダーカップへの調整は違うからね。でも楽しかったよ」

デビッド・デュバル
「キャプテンのこのアイディアは良かったね。1年の延期で、盛り上がりにも欠けているし、また選手たちの調子も一年前とはぜんぜん違うから、カーチスとしては今の選手の状態を見られて良かったんじゃないかな?」

ハル・サットン
「メンバーと交流もできたし、お互いにいろいろ助言しあったりね。普段の試合ではライバル同士だから、教えあったりはしないからね。互いのスイングをチェックしあったりして、楽しかったよ」

*アメリカ選抜チームと欧州選抜チームの24人が男のプライドと国の威信をかけて戦うゴルフ界最大のイベント第34回「ライダーカップ」は、9月27日から30日の3日間、ザ・ゴルフ・チャンネルで完全独占生中継予定