2013年 プエルトリコオープン

ゴメス、最終ホールの1打で初優勝を逃す

2013/03/11 08:44
声援が落胆へ。最終ホール、痛恨のミスショットでツアー初優勝を逃したファビアン・ゴメス

「プエルトリコオープン」最終日、PGAツアー初優勝目指すファビアン・ゴメス(アルゼンチン)の戦いは、非情の結末が用意されていた。

通算20アンダー、2位に1打差をつけた単独首位で迎えた最終日、最終18番パー5。ティショットでフェアウェイをキープしたゴメスだが、レイアップしようと選んだ3Iを引っ掛け、グリーン手前のバンカーに入れてしまう。

「ひどいライだった」という3打目は、グリーンをこぼれて奥のバンカーへ。アプローチも寄せきれずに、痛恨のボギーを叩き、このホールをバーディとしたスコット・ブラウンに逆転負けを喫してしまう。

「3Iがいけなかった。でもこれがゴルフ。何が起こるか分からない。ただ、あの3Iをフェアウェイ真ん中に打っていれば安全だったのに。でも大きすぎたし、ひどいショットだった」。同じラテンアメリカ人として、プエルトリコの多くのギャラリーの声援を受けていたが、最後は大きな落胆に包まれた。

「(自己ベストの)2位は評価できる。でも、当然勝ちたかった。今回、その目標は達成できなかったけど、初優勝に向けて努力し続けるよ」。(プエルトリコ・リオグランデ/今岡涼太)

2013年 プエルトリコオープン