米国男子ツアー

なぜ好調?!ミケルソンのコーチが解説

2003/08/15 09:00

フィル・ミケルソンを生まれかえらせたティーチングプロのリック・スミスにミケルソンのスウィングのどこが改善されたのか解説してもらった。

リック・スミス
「ここ数日は素晴らしいプレーをしているよ。ティショットはフェアウェイキープ、そしてミケルソンらしいスウィングに戻った。流れるようなスウィングに戻ったんだ。一時期試みていたスウィングを短くコンパクトにするやり方は彼には向かないよ。おかげでバランスやリズムも戻ったみたいだ。スウィングプレーンに乗ってさえいれば、ミケルソンはのびのびとしたロングスウィングの方が向いているんだ。例えば、ワトソンやビジェイ・シンもすごく伸び伸びとしたロングスウィングの持ち主だけど、下半身がちゃんと安定していればロングスウィングにした方がミケルソンにとっては身体をねじる時間が充分に与えられるし、ゴルフクラブが軌道に乗っている感じがつかみやすいんだ。これをコンパクトにしてしまうとボディ・ターンが早まってしまいリズムが取れない。ミケルソンには向かないんだよ。それぞれのプレーヤーは自分の特徴を理解してスウィング改善しなくちゃダメだよ。コンパクトがいいと言われて、言われるがままに変えたらリズムやバランスが崩れてしまうさ。」