米国男子ツアー

佐藤信人の現地速報/全英オープン練習日1

2003/07/15 09:00

出場選手が生の全英をレポート

左)「一人全英オープン」中の佐藤 右)ラウンド中にもスイングチェックを

佐藤信人/33歳。昨年賞金ランク2位に入り、全英オープンの出場資格を得る。

こんにちは、佐藤信人です。
今日からこのコーナーにて全英オープン参戦記をお伝えしていきます。僕自身、今年が4回目の全英オープン挑戦です。とにもかくにも、予選突破をまず目標に頑張ります。
さて、日曜日に英国入りして、今日は現地時間の火曜日です。今日は主に練習ラウンドをまわっての感想を中心にお伝えしたいと思います。

とにかくこの「ロイヤル・セント・ジョージズ」のグリーンは難しいですね。グリーンが硬くてうねっています。こちらの土壌は硬いので、グリーンでのファーストバウンドが止まりません。うねっている傾斜の加減もすごいですよ。各グリーンごとに、のせてはいけないサイドがあるんですよ。そこの見極めが大事です。
今日、僕は「きちんと」と言ったら変なのですが、ちゃんとスコアをつけながら練習ラウンドをまわりました。
宮瀬選手やS・K・ホ選手などと一緒にまわったのですが、僕の中では“一人全英オープン”状態です。
今日のスコアは1アンダー。僕の“一人全英オープン“を解説すると、OUTはパープレーで、その後11番、13番でバーディ取れました。11番の242ヤードのタフなショートでは、3アイアンでピン10cmにつけちゃいました。あわやホールインワンの完璧なショット。練習日なのがもったいないです。

14番は途中にクリークが流れるミドルホールなのですが、セカンドをミスってOBのダボ。16番のショートでもピンそばにつけバーディを取れました。全体的にアイアンの調子がいいです。14番以外はいい感じで打てました。すごく良い状態で振りぬけている感じがします。
このコース、キーになるのは1番、10番、15番だと思います。この三つのホールが僕の中での難しいホールベスト3です。15番はポットバンカーだらけで、非常に神経質なティショットを要求されるし、セカンドの距離も長い。しかもグリーンが小さい。たぶん、15番のグリーンが一番小さいんじゃないかと思います。スタートホールの1番もやな感じです。この3ホールをいかに切り抜けられるかがポイントになりそうです。

明日も練習ラウンドを回ります。7:20の早朝ゴルフ(笑)の予定です。そしていよいよあさってから本番です。あまり気負いせず、自然体で頑張りたいと思います。日本からも応援よろしくお願いします。佐藤信人でした。

2003年7月15日(火)ロイヤル・セント・ジョージズにて