米国男子ツアー

タイガー記者会見「今回の戦略は?」

2006/08/17 09:00

全米プロゴルフ選手権 事前

タイガー・ウッズはジャック・二クラスの持つメジャー18勝という記録に迫る勢いですが、記録更新を狙っているのはそれだけではないようです。先日のインタビューで、ジャック・二クラスは、タイガーのような選手が現れるとわかっていたら、もっと自分をプッシュして頑張っただろうと語っていましたが、二クラスがタイガーと違う点は、メジャーでのニアミスの数です。二クラスはメジャーで、2位と3位に終わったことが32回ありました。

記者
「まず、あなたのフェアウエイのキープ率がよく話題になりますが、騒がれ過ぎだと思いますか?また今週メダイナではドライバーを多く使う必要があると感じますか?それとも5番ウッドや3番ウッドでも大丈夫でしょうか?」

タイガー・ウッズ
「ドライバーを多く使うことはないですね、というより使えません。ここはほとんどのホールがドッグレッグですからね。コーナーをカットするために、高い木を越えるショットをドライバーで打つというわけにはいきません。もちろん何度かドライバーを使うつもりですが、99年のときと同じように、2番アイアンや3番ウッドが多くなるでしょう。そんなプレーを要求されるコースですから、コーナーをうまく利用したショットを打ち、そこから勝負することになります。コーナーをカットすることや、コーナーに沿ったショットを打つことも可能ですが、それはたやすいことではありません」。

記者
「あなたのファンとフィル・ミケルソンのファンはどう違うと思いますか?リック・ライリーが書いた記事を読んだかどうかわかりませんが、あなたとフィルのファンを比べたかなり愉快な記事でした。去年のドラルのときのように、木曜日からの2日間、あなた達2人のファンが合流することになりますが、その辺りはいかがですか?」

タイガー・ウッズ
「いずれにしても物凄い数のギャラリーで賑わうのは間違いないでしょうね。今年ここまでの3人のメジャーチャンピオンが一緒に回るわけですが、それは全米プロでの最高の組み合わせです。フィルのファン、そして私のファンが一緒になれば、飛び交う歓声も物凄いものになると思います。いずれにしても、大切なのはそんな雰囲気の中で狙った場所にきちんと運び、パットを沈めること。どんなにぎやかな雰囲気になっても、自分のやるべきことをやるだけです」

記者
「通常のコンディションであれば、どのホールでドライバーを使いますか?」

タイガー・ウッズ
「おそらく、5回か6回でしょうね」

記者
「具体的にどのホールか教えてくれますか?」

タイガー・ウッズ
「パー5のホールとあと2ホールになると思いますが、コンディション次第ですね。パー5でドライバーを使うのは間違いありません。あと2ホール、多くて3ホールでしょうね」