米国男子ツアー

羽川豊の全英オープン生レポート/実力ある選手はどんな状況でも対応してきますね!

2008/07/19 09:00
練習場でアーニー・エルスのスイングチェックを行う羽川豊(Photo/J J Tanabe)

今日は初日ほど寒くはなかったです。風は相変わらず強いので、選手たちは大変だと思いましたが、雨が少ししか降らなかったので気温は上がってくれましたね。今日最も感じたのは、実力ある選手というのは、どのような状況でも対応し、スコアをまとめてくるということです。

試合をリードしているグレッグ・ノーマンのプレーは危なげがないです。初日も思いましたが、グリーンは無理して攻めず手前の安全な位置を狙っていました。そして、初日に出遅れたフィル・ミケルソンアーニー・エルスもスコアを伸ばして予選を突破してきました。現在、首位の崔京周とミケルソンの差は8つありますが、残り2日間ありますので、まだどうなるか分かりませんから。

日本勢の全員予選落ちは寂しいですが、ある意味しょうがないと思います。比較してもしょうがないのですが、世界を舞台に戦っている選手たちとは、経験の差は出てしまいますね。日本人選手の場合は、今回のような条件で普段から練習することが出来ませんので。今回のような過酷な条件で上位に入るには、想像力や忍耐力だけで補えるものではありませんね。

今日は、昨日からの雨でグリーンが軟らかくなっていたので、ホールによってはピンをデッドに狙うことも出来ました。明日からの決勝ラウンドですが、やはり風は強いと思いますので、我慢のゴルフは続けなければいけません。さらに、最終日は晴れるという予報も出ています。晴れるとさらに風は強くなりそうなので、スコアも大きく変動があると思います。まだまだ波乱は起きそうなので、どんな選手が上位に出てくるのか、残り2日間もお楽しみください。