米国男子ツアー

過密日程のワールドカップ出場組が南アフリカへ

2003/11/18 09:00

世界ゴルフ選手権「ワールドカップ」に参戦した選手のうち5名は今週南アフリカで開催される「プレジデンツカップ」のメンバーでありながら、過酷なスケジュールに挑んでいる。実際のところ、「プレジデンツカップ」を優先した選手も多く、マイク・ウイアが「ワールドカップ」参戦を見送り、カナダチーム事体が欠場するといったことが起きた。「ワールドカップ」を優勝した南アフリカチームも本来であれば、アーニー・エルスレティーフ・グーセンが参戦しているはずだったが、2人とも母国で開催される「プレジデンツカップ」を優先した。しかしアメリカチームの2人、ジム・フューリックジャスティン・レナード、オーストラリアチームのスチュアート・アップルビーとスティーブン・リーニー、そして韓国の崔京周は「ダブルヘッダー」を快く引き受けた。

スチュアート・アップルビー
「ワールドカップに出て、プレジデンツカップへの良いステップにしようと思っていたけど、残念ながら2人とも良いプレーができなかった。良いチームだと思うし、少なくとも優勝争いに関われる実力があると信じていただけに、トップ5にもはいれなかったというのは悔しい結果だね。でも後ろを振り返ってもしょうがない。次は南アフリカだ、行くぞって感じだよ」

大事な国際大会を前に、ヘビー級の国際大会をこなすことのメリットもあるのだろうが、やはり心配されるのは疲労感。

崔京周
「さすがに少し疲れたけど、でも大丈夫だよ」

スチュアート・アップルビー
「ぜんぜん疲れてないよ。このスケジュールを考えて、2ヶ月前から準備していたからね」

ジム・フューリック
「4日間ともフォーボールだったら疲れたかもしれないけど、フォーサムがあったから、ジャスティンがプレーしている間は休めたし。そんなに疲れていない」

ジャスティン・レナード
「9月と10月に2つのイベントに出ただけだし、やっとエンジン全快って感じだ」

試合での疲れはさほど感じていない様子だが、この5人にはツアー側が用意したチャーター機で南アフリカまでの20時間フライトが待っている。

スティーブン・リーニー
「月曜日の夜中につけば、火曜日の朝には練習に入れるからね。火曜日は8時30分集合らしい」

ジム・フューリック
「アメリカチームの練習集合時間は9時らしいよ。とりあえず飛行機でなるべく寝て、現地についたときに準備が出来ている状態にしたいね」

崔京周
「時差は問題ないので大丈夫。それに飛行機でも良く寝られる方だから、ぐっすり寝て、良く食べて、映画を数本観れば、着いたときには準備万端だよ」