2012年 マスターズ

P.ミケルソンは序盤のトリプルボギーに泣く

2012/04/09 09:29
4番のトリプルボギーが大きく響き、4度目のマスターズ制覇は叶わなかったP.ミケルソン(Streeter Lecka/Getty Images)

ジョージア州オーガスタナショナルGCで行われた今季の海外メジャー初戦「マスターズ」最終日。通算10アンダーの首位タイで並んだバッバ・ワトソンルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)とのプレーオフを制し、初のメジャー制覇を成し遂げた。8アンダーの2位から出たフィル・ミケルソンは「72」とスコアを伸ばせず、通算8アンダーの3位タイに終わった。

首位に1打差2位と絶好の位置で最終ラウンドを迎えたミケルソン。しかし出だし3ホールでパーを並べた直後の4番(パー3)で、痛恨のプレーを余儀なくされた。アイアンで左に大きく打ち出したティショットは、グリーン脇のギャラリースタンドを直撃し、そのまま茂みの中に紛れてしまった。

「アンプレアブルを宣告してドロップする場所が無かった。ティグラウンドに戻るしかね」と、その場で右打ちを強いられたレフティー。3打目でようやく脱出に成功したが、続くロブショットでのアプローチはバンカーへ。5オン1パットのトリプルボギーをたたいてしまった。

地元米国の大歓声を浴びながら、その後も奮闘を続けたが、結局スコアを伸ばせたのは、以降の3つのパー5のみ。「楽しい日だった。最後の2ホールで連続バーディを取れたら、プレーオフに行くチャンスもあったんだから」と話しホールアウト後は家族に迎えられたが、アーノルド・パーマータイガー・ウッズに並ぶ4度目のマスターズ制覇はならなかった。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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