金谷拓実の気持ちあふれるバーディ締め 初日は妻・吉本ここねも応援に
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 2日目(9日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)◇晴れ
左ドッグレッグの最終9番、金谷拓実の1Wショットはわずかに右ラフまで突き抜けた。目の前の木も少し邪魔になる状況で、フライヤーへの警戒も怠らなかったPWの2打目をピン下2m強に絡めた。「なかなかチャンスを作れなかった中で、いい距離感で打てたかな」。気持ちを込めたパッティングがカップ右から転がり込むバーディ締めで「69」にまとめ、通算3アンダー30位に順位を上げた。
232ydと長いパー3の前半16番、左ピンに近い左バンカーに外すミスが出てボギーが先行した。直後の17番で残り150ydから9Iのセカンドを2mにつけるバウンスバックを決めたが、「そういうチャンスをもうちょっと多く作れないと、なかなか厳しい」と話す。
フェデックスカップポイントランキング142位から、今週を含めた6試合でジャンプアップが求められる立場。前年大会で4位に入り、ポイントランクを135位から113位に上げて最終的な100位以内確保につなげた昨季以上に、PGAツアー2年目の残りシーズンがタフな戦いになることは分かっている。
この日のように4番と6番のパー5で取りこぼさないことはもちろん、それ以外でどれだけ好機を作っていけるか。快調に伸ばす上位陣のスコアも頭に入れながら、「やっぱり苦しい状況は変わらないですけど、その中でしっかり(状況を)受け入れて、目の前の一打一打に全力を尽くすだけ。それが実を結ぶことを信じて頑張ります」と自らに言い聞かせる。
大会初日だった前日8日は、妻・吉本ここねが応援のため急きょコースに駆けつけていた。9日に始まった国内女子ツアー「スタンレーレディスホンダ」に出場しており、自らの練習もある中で前半9ホールをついて歩いてくれたサポートへの感謝は尽きない。「やっぱり来てくれて力にもなったし、ことしも(吉本が)いいプレーを続けていて、頑張ってくれている姿を見るのもうれしい。2人で頑張っていけたらいいなと思います」。支えてくれる存在のためにも、不屈の男は最高峰の舞台にしぶとく食らいつく。(横浜市保土ヶ谷区/亀山泰宏)