2026年 ベイカレント C レクサス

18歳の長崎煌心が触れた松山英樹・真剣勝負の“空気” 「マスターズぐらい盛り上がっていた」

2026/10/08 18:39
長崎煌心のPGAツアー初陣は52位発進

◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 初日(8日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)◇晴れ

18歳の長崎煌心は、心が震えていた。1組前を回る東北福祉大の先輩・松山英樹が、18番グリーンで大歓声を浴びる。その喝采をティイングエリアで聞きながら感じた。「マスターズぐらい盛り上がっているんじゃないかな」。直後に迎えた自身の最終ホール。2度バンカーにつかまりながらも、最後は4mのスライスラインをねじ込んでパーをセーブした。「明日につながる、最後の良いパッティングだったと思います」。4バーディ、3ボギー1ダブルボギーで1オーバー「72」。初めて挑む最高峰PGAツアーでの戦いは、52位で幕を開けた。

多くのギャラリーに見守られてのプレー

松山の名前を冠したアマチュア予選会「Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS」を突破して踏んだ夢の舞台。久常涼を兄に持つ優樹キャディとのタッグで1番ティに立つと、独特の緊張感に襲われた。それでも、前の組で大ギャラリーを引き連れてプレーする先輩の姿を見て、自らを鼓舞した。「こんなところで僕が緊張していられない」

粘りも見せての1オーバー「72」

2番バーディ直後の3番でボギーを叩いたものの、5番、6番(パー5)と連続バーディを奪って一時は2アンダーまで伸ばした。だからこそ、8番のダブルボギーが悔やまれる。5番ウッドで放ったティショットは想定以上に距離が出て、左サイドの木が邪魔になるエリアまで転がった。ここで勢いを止めてしまった。

何物にも代えがたい経験になった

開幕2日前の6日(火)には、松山に誘われて練習ラウンドをともにした。アマチュアであっても、コースに立てば同じプレーヤー。上位を目指して戦っただけに、「今日の点数をつけるとすれば50~60点くらい。結構やさしいピン位置だったんだろうなというイメージがあったので、伸ばせなかったのが悔しいです」と厳しく自己評価した。それでも、偉大な先輩がPGAツアーの舞台で真剣勝負を繰り広げる空気を間近で感じられたことは、何物にも代えがたい経験となる。(横浜市保土ヶ谷区/中村文香)

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