決まった最長バーディパットは2m 久常涼はショットでスコアメーク「僕も松山さんを意識する」
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 初日(8日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)◇晴れ
右ドッグレッグの後半14番、3Wでフェアウェイをとらえた久常涼が日本のギャラリーをうならせた。残り185ydの第2打、グリーン右サイドに立つピンを8Iで攻め込んだ。右サイドの木々をかわしてピンそば2mをとらえ、5つ目のバーディ。「ショットはすごく良かった。チャンスが多かった」という言葉を象徴するシーンに大きな拍手が飛んだ。
納得の一打への手応えを語った半面、「きょう決まったバーディパットで一番長いパットだった」とつぶやいた。5バーディ、1ボギー「67」のスコアカードには、グリーン上で多くのチャンスを逃したことが記されない。
序盤からショットを立て続けに5m以内につけながら、最初のバーディは花道からの打ち上げのアプローチをスピンで1mに寄せた4番(パー5)。終盤15番では心配していた日本のラフからのフライヤーを見越して、残り125ydのセカンドをウェッジでピン奥3mにつけながら、パットを決めきれなかった。「きのうからずっとあんな感じで外れることが多くて。(ラインを)読めていないのか、打てていないのか…」と悩ましい。「正直、もう少し伸ばしたかったなと思います」と腰に手をやった。
PGAツアー3年目の今季はベストシーズン。年間ポイントレース(フェデックスカップ)で47位に入り、来年度のシグニチャーイベント(昇格大会)の全試合出場権を獲得した。2週前には「プレジデンツカップ」で世界選抜の一員としてプレー。高揚感を抱きつつ、「僕だけが最初からいっぱい、いっぱいでプレーしていた」と、コンビを組んだ松山英樹を含むトッププロとの実力差を痛感させられたところでもある。
年に一度の母国での試合出場。昨年に比べ「応援してくださっている方、自分のことを認識してくださっている方が多くなったと感じます」と喜びつつ、確固たる実績がもっと欲しい。「岩田寛さんが、松山さんを意識すると(事前記者会見で)お話されていた。僕も意識しています」。ホールアウトした時点では4アンダーで松山を1打リード。およそ30分後、最終18番でロングパットを沈めた大先輩に追いつかれた。(横浜市保土ヶ谷区/桂川洋一)