米国男子ツアー

ビジェイの「EPGAプレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に反論

2004/12/16 09:00

PGAツアーの「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」が選手達によって選ばれるのと異なり、欧州PGAツアーは雑誌や新聞などのスポーツライターたちによって投票される。結果、2004年はビジェイ・シンが選ばれたわけだが、ゴルフ界では「なぜビジェイ?」という声が広まっている。実際ビジェイは欧州PGAツアー(PGAツアーとの共催イベントである4大メジャーとWGC大会も含めて)では9試合しか戦っていない。その選手が欧州PGAツアーの2004年を代表する選手として選ばれるのはいかがなものであろうか?

確かにビジェイ・シンはゴルフ史に残る素晴らしいシーズンを成し遂げた。しかしそれはすべてPGAツアーやメジャーでの出来事。ビジェイはメジャー「全米プロゴルフ選手権」優勝のみが欧州PGAツアーとの共同開催イベントで、他は欧州PGAツアーで1勝もしていない。反対に、受賞すべきだったのは2004年シーズンに欧州PGAツアーで4勝をあげたミゲル・アンヘル・ヒメネス。またはビジェイ同様メジャーも制し、さらに欧州PGAでも優勝しているレティーフ・グーセンであるべきだったとの批判が高まっている。

◇ビジェイとヒメネスの比較
参戦試合数:ビジェイ9試合、ヒメネス27試合
優勝回数:ビジェイ1回(全米プロ)、ヒメネス4回
トップ10入り:ビジェイ3回、ヒメネス10回
平均スコア:ビジェイ70.79、ヒメネス70.41