タイガー、世界No.1の座を譲る日は近いのか・・・
2004/08/19 09:00
遂に世界ランキングトップの座まで0.10ポイント差に迫っているビジェイ・シン。トップの座はタイガー・ウッズが5年間守り続けてきた。タイガーがその名誉を明渡す日が来るとは思えなかったが、今週のWGC(世界ゴルフ選手権)「NECインビテーショナル」で歴史的瞬間が訪れるかもしれない。
ビジェイ・シン
「シーズン始めにあまりにも世界ランキング1位になることを考えすぎて、自分のゴルフを見失ってしまった。結果は散々なものだった。だから一切ランキングのことは考えないようにしたんだ。まずは自分のプレーに集中する。良い試合結果を出せばランキングは勝手に動くから」
一方No.1の座が危ういタイガーは、ランキング保持の記録よりも連続予選突破記録の方を重視していると言う。
タイガー・ウッズ
「僕が世界No.1になるのに要した時間はたったの8ヶ月。一方で、連続予選通過記録を129週続ける方が遥かに大変だった。ですから、こちらの記録の方をより誇りに思います。グレッグ・ノーマンが世界No.1だった頃、彼は毎シーズン2~4試合優勝していました。僕も5年間、毎年5試合以上の優勝を決めていました。今季ビジェイが5勝しています。複数優勝が秘訣。世界No.1になるにはトップ10に何度入っても駄目なんです」
もちろんアーニー・エルスにもビジェイを抑えてNo.1になるチャンスはある。しかし「マスターズ」、「全英オープン」、「全米プロ選手権」と続いた落胆が響いている様子。
◇「世界ゴルフランキング」(2004年8月15日現在)
1位(1位)11.93:タイガー・ウッズ
2位(3位)11.83:ビジェイ・シン
3位(2位)11.38:アーニー・エルス