誰が勝ってもおかしくない、「ブーズアレン・クラシック」プレビュー
以前は「ケンパー・オープン」、昨年までは「FBRキャピトル・オープン」として知られていた大会が今年から「ブーズアレン・クラシック」に改名。参戦選手は156名だが、「全米オープン」翌週ということもあり、ビッグネームは不在。言い換えれば、多くの選手にとって優勝をつかむ絶好のチャンスだ。
世界ランキング上位50名中、9名しか参戦しておらず、中でも最上位ランクプレーヤーは15位のアダム・スコット。しかしそのスコットは準メジャーの「プレーヤーズ選手権」以来、予選突破は1度のみと苦戦中。
アダム・スコット
「『プレーヤーズ選手権』の時とスイングなどは変わっていないんだ。でもパットがとにかく悪くてね。シネコックヒルズでは最悪だった。でも充分に調整をしているから、また僕の流れをつかめると思う」
そのシネッコックヒルズで素晴らしい好成績を収めたフレッド・ファンク。元メリーランド大学ゴルフ監督のファンクは、地元で開催のこの大会を5つ目のメジャーだと評価している。しかしこの大会に勝ちたいという気持ちが逆にファンクにはプレッシャーとなり、幾度も優勝に手が届きそうになっては逃してきている。
フレッド・ファンク
「毎週それぞれの大会でいろんなプレッシャーは生じるんだ。いつも初日、2日目にはあまりプレッシャーを感じないけど、どうしても最終日に優勝争いに入れていたりするとすごいプレッシャーだよ。それはメジャーもレギュラーツアーも変わらない」
全米オープンでの好成績でライダーカップ・ポイント・ランキングでトップ10に浮上したファンク。昨年、好調子の末プレジデンツカップ入りをして感激していたファンクだけに、もしライダーカップ選抜メンバーに選ばれれば、もちろん初選出となる。まさに夢の実現だ。
フレッド・ファンク
「信じられないことなんだよ。言葉にできないほどの喜び。昨年アメリカ選抜としてプレーする喜びを味わってしまったからね。是非ともライダーカップでプレーしたいよ。アメリカ代表となることの素晴らしさはやってみないと絶対に分からないものだ。すばらしい名誉だよ」