米国男子ツアー

タイガー・ウッズが8度目の「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」受賞

2006/12/14 09:00

「ターゲット・ワールド・チャレンジ」の舞台となるシェアウッド・カントリー・クラブの練習場でタイガー・ウッズパドレイグ・ハリントンのドラコン競争が始まり、ファンを沸かせた。前日には、予想通りタイガーが今シーズンのPGAツアー「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたことが発表されたが、このドラコン勝負ではハリントンに軍配があがった。パドレイグ・ハリントンは2度目のショットで330ヤードを記録、本戦でもタイガーを脅かす存在となると期待されている。

トーナメント・ホストとして大会3勝目を狙うタイガーは、火曜日、練習を行う一方で、記者会見にも出席。やはり、8度目の「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」受賞に関する質問が目立つ会見となった。

-「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」受賞おめでとうございます。
あなたにとってコースの内外で苦労が多かった一年だっただけに、今年の受賞は特に感慨深いものでしょうね?

タイガー・ウッズ
「そうですね。仲間である選手によって選ばれる賞だけに光栄ですが、今年は山あり谷ありの一年だったので喜びもひとしおです。その意味では一生忘れない年になりましたね」

-メジャー2勝の今年と、3勝した2000年、どちらがいいシーズンだったと思いますか?

タイガー・ウッズ
「比べるのは難しいですね。今年は2つのシーズンを過ごしたように感じます。序盤に2勝を上げた時期と次々に優勝できた夏以降の日々の2つ。その2つの期間の間はまるで空白みたいなものでした。とにかく、今年と2000年はうまく比較できません。今年は、つらい思いもしましたからね」

-では、2007年の目標は何でしょうか?

タイガー・ウッズ
「“さらに向上を続け、ひと試合でも多く優勝する”それだけです。来年も自分の限界に挑戦し、優勝を重ねたいと思います」

「ターゲット・ワールド・チャレンジ」3勝目を目指すタイガーは、2005年に初めて2位以内に入れず、16人中14位タイに終わった。しかし、2001年は最終日に64で回り優勝、2004年は4日続けて60台をマークし、チャンピオンに輝いている。

最優秀選手賞がタイガーに決まった一方で、「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」には南アフリカのトレバー・イメルマンが。そして、スティーブ・ストリッカーが「カムバック・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。