米国男子ツアー

1日に16万人のギャラリー!アリゾナ州のFBRオープンで新記録達成

2006/02/09 09:00

毎年たくさんのギャラリーが訪れる人気トーナメントのFBRオープンだが、2006年のトーナメントも大成功に終わった。ビッグドライブでギャラリーを喜ばせたJ.B.ホームスや地元アリゾナ州立大出身のフィル・ミケルソンがリーダーボード上位に絡み盛り上がった大会の1週間の総合計ギャラリー数はなんと53万6000人を上回る。最終日となる日曜日が一番ではなかった。理由はアメリカンフットボールのスーパーボールが行なわれていたため。

一番集ったのは3日目の土曜日。一日だけでなんと16万8337人のギャラリーがトーナメント会場を訪れた。FBRオープンを運営するフェニックス サンダーバードのチェアマンによると、試合会場となるTPCスコッツデールはあと10万人増えてもギャラリーを受け入れる体制ができていると話していた。ギャラリーの数が増えることによってチャリティーも昨年の580万ドルを上回る600万ドル(7億円)を寄付できそうだという。

タイガー・ウッズアーニー・エルスレティーフ・グーセンは中東ドバイ参戦で欠場となっていたが、大成功を収めたこのトーナメントを見習いたいという他の大会関係者は多いという。メジャー競技だとマスターズは練習ラウンドのみ抽選で連日4万人を受け付けるが、試合の4日間は古くからマスターズを支えている限定されたパトロンのみが観戦できる事になっている。

全米オープンは開催コースにもよるが、毎年売り切れるチケットは連日3.5万人から4万人のギャラリーを迎える。全英オープンのチケットは売りきれることなく販売される。昨年ジャック・ニクラスがセントアンドリュースで最後となった金曜日は5万人を越えるギャラリーが集ったという。