ウッズはカットライン上で残り7ホール マキロイはグランドスラム持ち越しへ
◇メジャー第1戦◇マスターズ 2日目(7日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7545yd(パー72)
プロ転向後の「マスターズ」で決勝ラウンド進出を逃したことがないタイガー・ウッズは、カットライン上の通算2オーバーで7ホールを翌日に持ち越した。
前半7番の右サイドに下るフェアウェイで1Wショットが林の方向に跳ねてボギー先行も、続く8番(パー5)で手前から寄せてバーディを奪い返した。消化したホールでのパーオン率は45%(5/11)。思うようにグリーンを捉えられない苦しい展開も、難関11番では2m強のパーパットを沈める粘りのプレー。
24回を数えるオーガスタでのプレーで予選落ちを喫したのは、アマチュアだった1996年大会のみ。通過を決めてもアップダウンの激しいオーガスタで残りホールを含めた長丁場の戦いは、右足に不安を抱えるレジェンドにとってタフなものとなりそうだ。
昨年大会2位、世界ランキング2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は、まさかの通算5オーバーに沈んだ。15回目の出場で2年ぶり3回目の予選落ちが濃厚となり、キャリアグランドスラムへの挑戦は2024年以降に持ち越される。
初日イーブンパーから上位に迫りたい午前組でのプレーだったが、1Wショットを右のバンカーに入れた2番(パー5)でレイアップからの3打目がキャリーでグリーンをオーバー。ピンに向かって下る寄せもショートしてカラーで止まり、ロングホールでボギーが先行した。
1Wでグリーン手前まで運んだ3番もアプローチを奥にこぼしてボギー。6番(パー3)では下の段から強烈な上り傾斜を警戒したバーディトライが大きくオーバーして3パットを喫するなど、ここから再びの2連続ボギーでハーフ「40」。前半でつまずいた流れを引き戻せず、「77」と崩れた。(ジョージア州オーガスタ/亀山泰宏)