米国男子ツアー

タイガー、「彼も人間なんだね」/ザ・プレーヤーズ

2007/05/13 09:00
コースを歩く後姿からも、自信に満ちたオーラが感じられない今週のタイガー

タイガー・ウッズにしては珍しい早朝スタートとなった「ザ・プレーヤーズ」3日目。かすかな希望の中、首位と9打差をつけられての発進。しかしその差は縮まるどころか、予選ラウンドよりはるかに楽なコンディションに上位陣は順調にスコアを伸ばし、その差は広がっていくばかり。

前半の「39」を終えた時点ではブービーまで見えていた。結局この日もオーバーパーの「73」で通算5オーバーの64位タイで最終日を迎える。ラウンド終了後は誰にも話しかけずに会場を後にした。

3日連続でプレーイングパートナーとなったヘンリック・ステンソン 「タイガーは苦しんでいた。その苦しみやフラストレーションは僕ら選手には分かる。鬱憤がたまっているのは当然だよ。でもこういう週があってもいいんじゃないかな。みんなも彼が人間だってことに気付いたと思うよ。いつもが異常なんだよ」

この日7アンダー「65」で一気に上位争いに入ってきたルーク・ドナルド 「タイガーがいくつ叩いたか全く知らない。5オーバー?少しでも狂いが生じるとスコアを伸ばせないコースなんだ。タイガーはパッティングで苦戦しているみたいだね。パットが入らないと、ほかの選手とは差をつけられないよ。彼も人間なんだね」