タイガー、エルス、フューリックが語る今年の「全米オープン」
海外男子ゴルフのメジャー第2戦「全米オープン」を翌週に控え、歴代チャンピオンのタイガー・ウッズ、アーニー・エルス、ジム・フューリックの3人が意気込みを語った。
タイガー・ウッズ
「今は良い方向に向かっていますね。」
記者
「パッティングがいま一つのようですが、“全米オープン”まではあと1週間しかありませんね?」
タイガー・ウッズ
「ただ練習あるのみです。」
記者
「オークモントは今度が初めてですよね?」
タイガー・ウッズ
「それはあまり関係ありません。まずは基本的な部分をチェックして、後は会場入りしてからグリーンの速さを掴むだけです。」
アーニー・エルス
「その年の“全米オープン”の会場によって、前の週にプレーするかどうかを決めています。今週は試合には出ずに練習します。試合に出るかどうかは選手によって違うようですね。」
ジム・フューリック
「“全米オープン”で良い成績を残すためには、全ての部分でバランスの取れたゴルフをする必要があります。フェアウェイキープはもちろんの事、ドローとフェードをきちんと打ち分ける必要がありますし、特にオークモントのグリーンは難しいので、アイアンショットの正確性が問われます。それに、ショートゲームも大切ですよね。」
アーニー・エルス
「オークモントにはしばらく行っていませんが、木を動かしたりしたそうなので、見た目も変わったでしょうね。オークモントでは13年前に優勝して、それをきっかけに、私のキャリアが始まったとも言えますから、またオークモントでプレーするのが楽しみです。コースに出たら色々な思い出が蘇ってくるでしょうね。」
オークモントはエルスにとって、メジャー初優勝の思い出の場所。エルスがメジャーで初優勝したのは13年前だが、今年、オークモントでまた「全米オープン」が開かれるということは、エルスにとってはとても良いタイミングだ。良い思い出のあるコースでは、自信を持ってプレーすることができる。
世界ランキングのトップ6では、フィル・ミケルソンの手首の怪我が気になるが、アダム・スコットは今週調子を上げてきており、メジャー初優勝も期待できる。ビジェイ・シンは今週もう一度試合に出て調整し、タイガー・ウッズは早速オークモントで練習ラウンドを行うそうだ。