2021年 ザ・プレーヤーズ選手権

恐怖のパー3で「11打」 アイランドグリーン17番のワーストスコアは?

2021/03/12 10:40
17番でティショットを放つガルシア。パーでした(Mile Ehrmann/Getty Images)

◇米国男子◇プレーヤーズ選手権 初日(11日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

アイランドグリーンが待つ17番(パー3/143yd)で、アン・ビョンフン(韓国)が「11打」をたたいた。1オーバーで迎えた終盤、第1打から4回の池ポチャで大崩れ。「83」で11オーバー暫定150位タイに沈んだ。

風が強くなった午後、アンのティショットはグリーンの手前で池に飲み込まれた。打ち直しの第3打からは前方のティから83yd先のピンを狙ったが、奥に2発、バックスピンで戻って手前に1発落とし、9打目でようやく乗せた。2パットでカップに収め、疲れた表情。悪循環から抜け出せず、続く最終18番でも第1打を左サイドの池に落としてダブルボギーフィニッシュとなった。

グリーンの周りを取り囲む池、スタジアム型の観覧席からの視線もあってプレッシャーがかかる名物ホール。この日は日没サスペンデッドとなった時点で35個のボールが水中に消えた。平均スコアは「3.327」で、18ホール中2番目の難度を誇った(1位は18番)。

ダブルボギーが13人。アンや池ポチャ3回から「8」を記録したケビン・ナを含め、トリプルボギー以上の選手が9人いた。

A brutal day at 17. 💧

Every water ball from Thursday's first round at @THEPLAYERSChamp. pic.twitter.com/D1yOiXtNVz

— PGA TOUR (@PGATOUR) 2021年3月12日

なお、17番での史上ワーストスコアは2005年大会の第3ラウンドでボブ・ツエーが記録した「12打」で、こちらも4発池に入れた末の9オン3パットだった。ツエーは10位で入った17番を終えたときには72位に後退していた。(フロリダ州ポンテペドラビーチ/桂川洋一)

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