2020年 全米オープン

コロナ陽性で新人王が「全米オープン」欠場 “陽性でメジャー断念”の男が繰り上がり

2020/09/15 10:01
スコッティ・シェフラーがコロナ陽性で全米オープンを辞退することに

◇メジャー第1戦◇全米オープン 事前情報◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)

2019―20年のPGAツアー新人王(ルーキー・オブ・ザイヤー)に輝いたスコッティ・シェフラーが13日、新型コロナウイルス感染を調べる検査で陽性反応が出たため、欠場が決まった。無症状ながらテキサス州ダラスの自宅で静養している。

24歳のシェフラーは7日の「ツアー選手権」で閉幕した2019-20年シーズンを、1年目ながらフェデックスカップポイントランキング5位で終えた。優勝こそなかったが、トップ10入りが8月の「全米プロ」を含め7回。フィールドから外れた翌14日に新人王受賞が決まった。

アマチュア時代は13年の「全米ジュニア」で優勝、ナショナルチームの一員としてプレーしたことから、全米ゴルフ協会(USGA)の幹部ジョン・ボーデンハマー氏は「USGAのファミリーが全米オープンのフィールドから離れるのは残念。スコッティは素晴らしいルーキーシーズンを過ごしており、大会で迎えるのを楽しみにしていた」とコメントした。

ブランデン・グレース※写真は2020年「バラクーダ選手権」(Jed Jacobsohn/Getty Images)

繰り上がりで出場権を得たのは、世界ランキング102位のブランデン・グレース(南アフリカ)。8月初旬のPGAツアーの試合期間中、PCR検査で陽性と診断され、自主隔離から出場が決まっていた「全米プロ」の欠場を余儀なくされていた。

また、欧州ツアーでプレーするサム・ホースフィールド(イングランド)も14日に無症状ながら陽性結果が出たため欠場した。代わりに同104位のロリー・サバティーニ(スロバキア)がフィールドに入った。

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