2020年 チャールズ・シュワブチャレンジ

勝手にソーシャルディスタンス!? ハドリーが「1人プレー」で急浮上

2020/06/14 18:04
1人ラウンドで急浮上したチェッソン・ハドリー(※写真は2020年プエルトリコオープン2日目/Jared C. TiltonGetty Images)

◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 3日目(13日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

究極の“おひとりさま”プレーで集中力が研ぎ澄まされたのか。ツアー1勝のチェッソン・ハドリーが6バーディ、ボギーなしの「64」をマークし、47位から通算8アンダー16位にジャンプアップを果たした。

午前7時45分、同伴競技者のいない第1組でティオフ。1番(パー5)でグリーン右のバンカーからしっかり寄せてバーディを奪ったのを皮切りに、いきなり4連続バーディで滑り出した。まばらどころか無観客で静まり返った朝のコースを粛々と攻略。首位とは5打差と上位争いを見据えるポジションまで上がってきた。

再開初戦とあって、選手たちも新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした新たなプレー様式には徐々に慣れていこうという段階。帯同キャディに限らず、同伴競技者との距離感もこれまで通りとはいかないが、「1人プレー」ならその心配も無用だ。

高校時代に投票で「最高に面白いヤツ」に選ばれたこともあるというユーモアあふれる32歳。ラウンド後にはツイッターで「今日は自動的にソーシャルディスタンスを確保できたよ」と笑わせた。

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