ミケルソンとデュバルは下部ツアー出場のビジェイ・シンを擁護

6月第2週に行われる下部コーンフェリーツアー再開初戦に出場を予定していると報じられたビジェイ・シン（フィジー）。コーンフェリーツアーを主戦場とするブレイディ・シュネルがツイッターで嫌悪感をあらわにしたことで騒動は拡大し、「下部ツアーはPGAツアーへの復帰や昇格を目指す選手の戦いの場であり、いずれも（永久シードを持つ）ビジェイには必要ないもの」と批判的な米メディアもある。

一方でフィル・ミケルソンはツイッター上の議論に加わり、「彼はゴルフ殿堂のメンバーであり、助成金を出してツアーの成功にも貢献している。好きな時に好きな場所でプレーする権利を獲得しているはずだ」と擁護した。

米ゴルフチャンネルのアナリストを務めるデビッド・デュバルは、ナショナルフットボールリーグ（NFL）で名クォーターバックとして活躍したトニー・ロモや女子ゴルフ界のレジェンドであるアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）がかつて主催者推薦でPGAツアーの試合に出場してきたことと比較し、「どこが悪いのか？」とシンを非難する声に疑問を投げかけた。

かつてはPGAツアーで戦い、現在はコーンフェリーツアーを主戦場としているエリック・コンプトンも「レジェンドとプレーできる機会があることを喜ぶべきだ」と話した。