2020年 マスターズ

「18番グリーンの劇的瞬間」写真集/幻のマスターズウィーク

2020/04/13 12:15
2015年大会を制したジョーダン・スピース。偉業を成し遂げた瞬間の表情は?(Ross Kinnaird/Getty Images)

本来であれば、少し寝不足気味の体でゴルフの祭典の余韻を噛みしめているはずだった4月13日の朝。新型コロナウイルスの影響で「マスターズ」は11月に延期となりました。ただ、これまでの興奮、感動は色あせないもの。

最終18番、極限のプレッシャーから解放される瞬間。夢の舞台で頂点に立った王者たちは、どんな表情でその瞬間を迎えたのか―。7カ月後の2020年大会が紡ぎだす物語に胸を膨らませつつ、これまでの歴史的瞬間を振り返ります。

■咆哮

2019年大会で劇的な復活優勝を果たしたタイガー・ウッズ(Mike Ehrmann/Getty Images)

ウィニングパットを沈め、張りつめていた緊張の糸が切れたとき。この歓喜の雄たけびに胸を打たれた人も多いのではないだろうか。

2018年大会を制したパトリック・リード。重圧をはねのけて勝利を掴んだ(Chris Trotman/Augusta National via Getty Images)
2017年、プレーオフでジャスティン・ローズを破ったセルヒオ・ガルシア。スペイン勢3人目のマスターズチャンピオン誕生の瞬間だった(Sam Greenwood/Augusta National via Getty Images)

■貫禄

1986年、大会史上最年長46歳で頂点に立ったジャック・ニクラス(Augusta National/Getty Images)

幾度となく訪れる試練を乗り越え、勝利を積み重ねてきた。盛大な拍手に包まれて、安堵と勝利の余韻を噛みしめられるのは王者だけ。

1981年、大会2勝目を挙げたトム・ワトソン(Leonard Kamsler/Popperfoto via Getty Images)
1980年大会王者となったセベ・バレステロス。当時23歳だった(Peter Dazeley/Getty Images)
1978年の最終日に最終ホールでバーディを決めて「64」をマークしたゲーリー・プレーヤー。後続を1打差で振り切った(Peter Dazeley/Getty Images)
1964年、4度目のマスターズタイトルを手にしたアーノルド・パーマー(Augusta National/Getty Images)

■抱擁

2004年大会を制したフィル・ミケルソン。初のメジャータイトルだった(Harry How/Getty Images)

身近で支えてくれた家族や仲間、相棒と喜びを分かち合う。しのぎを削ってきたライバルとの間には、勝者と敗者の枠を超えた絆が生まれる。

病により長期離脱したホセ・マリア・オラサバルが復活優勝を遂げた1999年。競り合ったグレッグ・ノーマンと抱擁を交わし、互いを称え合った(Augusta National/Getty Images)
1996年、ニック・ファルドは最終日にグレッグ・ノーマンを逆転して大会3勝目を挙げた(Stephen Munday/getty images)

■感涙

1995年、2度目のタイトルを掴んだベン・クレンショーは思わず泣き崩れた(Augusta National/Getty Images)

1995年大会を制したベン・クレンショー。大会1週間前に師匠のハービー・ペニックが逝去し、深い悲しみを抱えて出場した。亡き恩師に捧げる勝利となった。

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