2020年 ソニーオープンinハワイ

米デビュー戦で洗礼も… 比嘉一貴と池村寛世はへこたれない

2020/01/11 08:18
比嘉一貴は4バーディと片りんをのぞかせた

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 初日(9日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

比嘉一貴池村寛世。同学年でともに米ツアー初出場の24歳は、壁の高さを実感した。

比嘉は前半15番のトラブルに泣いた。ティショットが左サイドの木に当たってOBとなった。「(コース内にある)家の庭に僕のボールが落ちていた。人生で初めて家にボールを打ち込んでしまいました」。さらに4打目をグリーン右のバンカーに入れると目玉になり、6オン2パットの「8」をたたいた。4オーバーの103位。4バーディを奪っただけに「もったいなかった」と悔やんだ。

池村寛世は2日目の巻き返しを狙う

マンデートーナメントをトップ通過して臨んだ池村は後半12番でトリプルボギー。「ラフからの(2打目が)いいショットだったけど、フライヤーと風で飛んで、カート道で跳ねてOBでした」と受け止めた。1Wの次は2Iというクラブセッティングは昨年5月ごろから。強風対策で低弾道ショットを多用したが、6オーバー127位と苦しんだ。

この日、ホールアウトのタイミングが重なった。「いくつだった?」「メチャクチャ難しくない?」「オレ、トリ打った」「オレは『4』。似たようなことしてるな」。気の置けないやり取りをしていた二人が、そろって力強く口にしたことがある。「でも、この条件で5アンダーを出す人がいるわけですから」。本場のレベルを実感してもへこたれず、むしろ燃えていたのが若者らしい。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)

2020年 ソニーオープンinハワイ