2018年 全英リコー女子オープン

比嘉真美子と成田美寿々にトラブル クラブ届かず調整難航

2018/08/01 07:46
今もキャディバッグは届かないが、前向きに調整に励む比嘉真美子

◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 事前(31日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)

ともに3度目の出場になる比嘉真美子成田美寿々は、前週の国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」を終えた29日(日)の夜、同じ便で羽田空港を発った。ドイツのフランクフルト空港を経由して英国入りしたが、ロストバゲージ(荷物の紛失)によりキャディバッグが予定通り届かず、開幕2日前まで十分な調整をできずにいる。

比嘉は、月曜日の朝に到着した英国の空港で「別の荷物は来たけれど、ゴルフ用品の一式が入った方が届かなくて…。次の便にあるかも」と数時間待機。その後、航空会社に連絡をしても、荷物の所在は不明とされた。

先にコース入りしていた契約するピンの担当者に連絡し、ウッド系を優先的に、使用クラブと同じものをそろえてもらえることになった。「もし無理だったら、現地のゴルフショップで買ってでも、用意しようと思っていた。助かりました」と胸をなでおろした。

この日プロアマ戦に出場した比嘉は、ランニングシューズを履き、あす1日(水)までに用意できるというアイアンとウェッジを抜いた6本のクラブ(1W、3W、5W、UT19度、UT22度、パター)でコースを確認した。ティショットを打つと、そのままグリーン付近まで歩くホールもあり、「久しぶりに、グリーンのかなり外からパターで寄せたりして」と苦笑い。紛失中のバッグについては「出てきて欲しい」と願うばかりだが、「久しぶりに戻ってこられた舞台。この環境も含めて前向きにいきたい」と、4年ぶりの参戦に意気込む。

ラウンドができずに歩いてコースを回った成田美寿々

一方、クラブ契約フリーの成田は、この日はキャディとともに、プロアマ戦を回ったアン・ソンジュ(韓国)の組に帯同してコースをチェックした。

比嘉とは異なり、自ら代用クラブを見つけないといけない立場。事前ラウンドや練習をできずにいたが、この日の午後6時ごろ、ようやくキャディバッグが手元に届いたことを自身のインスタグラムで報告した。「練習はたったの1日しかできませんが精一杯調整して頑張ります」と記し、開幕前日の最終調整に入る。(イングランド・リザムセントアンズ/林洋平)

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