ビッグネームに交じり、15歳アマのエンジェル・インが4位タイ
2014/04/04 12:51
米国女子ツアーのメジャー今季初戦「クラフトナビスコ選手権」の初日。6アンダーの首位に中国のフォン・シャンシャン、1打差2位に朴セリ(韓国)、ミッシェル・ウィといった実力者が名を連ねる中、4アンダー4位タイに15歳のアマチュア、エンジェル・インがつけた。
昨年も出場し55位に入ったインは、「このコースというか、ここのグリーンは私に合っている」と自信を胸に6バーディ、2ボギーでラウンド。快晴・微風のコンディションを好ラウンドへと繋げ、「アプローチとパッティングが良かったので、このようなスコアが出ました」と、多くの記者が聞き入る会見の場で緊張しながらも対応した。
聞けば、緊張しやすい性格というイン。トーナメント会場でテレビで見たことがある選手に遭遇すると、何も話せないまま、その場を立ち去りたいほどだという。「もしも、隣にミッシェル・ウィが来たら、私はその場を立ち去ります」。ゴルフを始めたことから憧れの存在というウィは、15歳にとって特別な存在のようだ。
それを聞いたウィは、「彼女たちみたいな若い選手が頑張っているのは素晴らしいことね。でも、私もまだ若いはず。ベテラン扱いするのはやめて欲しいわ(笑)」と、12歳からプロトーナメントに出場してきた元祖・天才少女は肩をすくめた。
ドライバーの平均飛距離は270ヤードを超えるという“今週の”天才少女は、世界でもトッププロが集うメジャーの舞台で、どこまで戦うことができるか。予選を終えて、もしもウィと同組で決勝ラウンドを回ることになったら・・・緊張でミスばかりを繰り返すのか、それとも憧れの選手を相手に実力以上の結果を残すのか。想像と期待は膨らむばかりだ。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/本橋英治)