米女子メジャー第1弾「クラフトナビスコ選手権」前日
今年は誰が18番グリーン脇の池に飛び込むのだろう。その可能性がもっとも高い4人、アニカ・ソレンスタム、朴セリ、カリー・ウェブ、ジュリー・インクスター。この4人だけでなんと過去2年間、全8回のメジャーを総なめにしている。
ジュリー・インクスター(メジャー通算7勝)
「その流れが今年も続いてくれて、できれば他の3人じゃなくて私の手に優勝トロフィーが来てくれると嬉しいんだけど」
カリー・ウェッブ(メジャー通算6勝)
「私達4人はメジャーだけでなくシーズンを通じて良い成績をここ数年残している。他の選手に比べてそういった好成績が自信の後ろ盾となり、メジャーのときもさほどプレッシャーを感じずプレーできるのでしょう」
ジュリー・インクスター
「とくにゴルフの競り合うところが大好き。メジャー最終日、自分が優勝争いをしていたら、それを楽しむ余裕と忍耐力が必要だと思う。メジャーになるとどんなことが起きるか分からない。20アンダーを出していても勝てる保証がないから、忍耐力をもって自分のできる最高のプレーをし続けなければならない」
カリー・ウェブ
「とくにメジャーともなると忍耐力が大事。これをしっかりコントロールできるようになれば、メジャーでも勝てると思う。どんなミスをしても諦めない。試合初日に自分から投げ出してしまって負けることはできても、反対にどんな好スコアでも初日には勝てないでしょう?最終日までやって初めて結果が出る。昔は初日から優勝を決めるような勢いで自分にプレッシャーをかけ過ぎていた。でも今は、初日と2日目にはまずフェアウェイをキープし、グリーンをとらえてミスしないようにする。攻めに出て大きなミスを犯すよりも、首位になれなくても安定したプレーをして上位にいるよう努めることが大事」
すでにウェブもインクスターも「キャリア・グランドスラム」は達成済み。今週もしも朴セリが優勝すれば、最年少での「キャリア・グランドスラム」となる。
朴セリ(メジャー通算4勝)
「どうしても意識してしまう。ここ数年キャリア・グランドスラム達成のチャンスがあったけれど、達成することができなかった。手に入れたい気持ちが自分に余計なプレッシャーをかけていたんだと思う。先週米女子ツアーセーフウェイ・ピンで優勝し、自信もついているから、後は自分のベストを尽くすだけ」