米国チーム優勝の立役者、P.クリーマー、N.ガルビス、C.キムに迫る
2005/09/13 09:00
ザ・ソルハイムカップ 最終日
アメリカ選抜の勝因はルーキー3人による8ポイント獲得が大きな鍵といっても過言ではない。既にツアー2勝しているポーラ・クリーマーをはじめ、クリスティナ・キム、そしてナタリー・ガルビスの3人はこれからのLPGAツアーを代表する選手に育つと期待されている。通常、国対抗戦などではルーキーは緊張のあまり、本来の実力が出せないことがあるが、この3人に関してはプレッシャーを楽しむかのように、ベストプレーが飛び出していた。
ローラ・デービース(シングルスでクリーマーと対戦)「素晴らしいプレーヤーですね。飛距離も安定感もあります。パットもほとんどノーミスでした。完璧ですよ。こんな大舞台ですごい度胸です。驚きました」
期待の若手には、さらに17歳のモーガン・プレッセルと15歳のミッシェル・ウィのアマチュア勢2人が控えている。LPGAツアーの未来は明るいと言えよう。また彼女達のような若いパワーのおかげで、ゴルフ人気が再燃しているとアナリストたちは見ている。
ジェフ・シャイン(マイアミ・ヘラルド紙記者)
「いままでタイガー旋風でゴルフに興味をもった人々も新しいアイドルを探していました。そこにビジュアル的にも実力の面でも完璧な若い女子選手達がうまくはまっています。どうしても4大スポーツがあり、同じゴルフでも男子ツアーの方が重要視されてしまっていますが、彼女たちの勢いで今後女子ツアーがスポーツ界の中心に近づくかもしれませんよ。彼女たちの活躍でゴルフファンでないスポーツ好きたちをどんどんとゴルフの世界に導入できるかもしれません」