国内男子ツアー

ツアープレーヤーたちの母国自慢<金鍾徳>

2004/08/02 09:00

日本と韓国の国別対抗戦「ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子ゴルフ対抗戦」の出場メ ンバーが発表された。

来月9月4日、5日の本戦で激突するのは、ノンプレーイングキャプテンの手嶋多一率いる日本チーム10人と、韓国は崔允洙率いる10人。賞金総額60 万米ドル(約6600万円)と、各国の名誉をかけた戦いが、韓国のヨンピョンリゾートゴルフコースで繰り広げられる。

「日本のゴルフファンのみなさんもぜひ、この機会に韓国に遊びに来てくださいよ!」

親善大使よろしく、母国を大々アピールしたのは、先週の「新潟オープン」のチャンピオンで、日韓対抗戦の韓国チームメンバーでもある金鍾徳。「9月の韓国はとても過ごしやすい気候ですし、サムゲタンや焼肉など、食べ物もとってもおいしい!来ていただければきっと、みなさんにも気に入っていただけると思いますよ」。自身4年ぶりの優勝インタビューだったというのに最終日のプレーもそっちのけで、韓国の良さを熱心に語った。

その中で特に金が強調したのは、開催地のこと。というのも開催コースがあるヨンピョン(竜平)リゾートは、いま大ブレーク中の韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地として注目を浴びているスポットだからです。

ソウルから約200キロ、車で約2時間30分の江原道平昌郡というところにある同リゾートは通称ドラゴンバレーとも呼ばれ、ドラマの中ではその中のスキー場が舞台となっている。1975年にまずスキー場が誕生し、そのあと今回の日韓対抗戦のコースとなるゴルフ場やプール、ホテルなどを備えた総合リゾート施設になった。

主人公チュンサンとユジンの純愛とともに、その風景の美しさは日本でも話題を集め、いまやドラマのロケ地を訪ねるツアーまで組まれるブレークぶり。 「僕も何度か行ったことがありますが、ヨンピョンは思わずため息が出るほど美しいところ。一見の価値ありです。日本対韓国の激戦と同時に、景色の美しさも堪能して、ドラマの主人公をきどってみてはいかがでしょうか」と、金は言う。

9月の韓国は、「冬ソナ」とゴルフファンには二度おいしい、観戦ツアーとなりそうだ。