米国男子ツアー

ミケルソンが新リーグ初戦で復帰「新しい道」 今後もメジャー出場には意欲

2022/06/07 07:48
今年2月にサウジでノーマンと対話したミケルソン(Luke Walker/WME IMG/WME IMG via Getty Images)

グレッグ・ノーマン(オーストラリア)がCEOを務める「リブゴルフ・インベストメント(LIV Golf Investment)」は6日、新設のリブゴルフ・インビテーショナルシリーズの初戦(6月9日~/英国・センチュリオンGC)にメジャー通算6勝のフィル・ミケルソンが出場すると発表した。

ミケルソンはサウジアラビアの支援を得て推進する新リーグ支持を表明した発言を機に、PGAツアーへの出場を見合わせ、ディフェンディングチャンピオンだった5月「全米プロゴルフ選手権」も出場を辞退した。トーナメント出場は2月のアジアンツアー「サウジインターナショナル」以来となる。

ミケルソンは自身のツイッターで長文の声明を発表。波紋を広げた自らの発言について改めて陳謝し、「愛するゲームをプレーするために戻る準備はできています。(PGAツアーで過ごした)32年の後に歩む新しい道は、キャリアのこの段階において刺激的であり、自分自身のためだけでなく、ゲームと私の仲間にとっても革新的なスタートになるものです」とつづった。PGAツアーと新リーグ、ファンやパートナー企業への感謝の言葉を並べた上で今後もメジャーには出場する意向を示した。

ノーマンも「フィル・ミケルソンは紛れもなく、この世代で最も偉大なゴルファーの一人。我々は彼を迎えることができたことに感謝しています。彼はゴルフの新時代の幕開けとなるロンドンのエキサイティングなフィールドをいっそう強化してくれます」と喜びのコメントを寄せた。

ミケルソンとともにイティパット・ブラナタラニャット(タイ)、ビラジ・マダッパ(インド)、トラビス・スマイス(オーストラリア)、イアン・スナイマン(南アフリカ)、ケビン・ユアン(オーストラリア)の参戦が発表。すでに出場が伝えられたダスティン・ジョンソンセルヒオ・ガルシア(スペイン)、谷原秀人木下稜介香妻陣一朗らと合わせてフィールド48人が出そろった。