前週Vの宮本勝昌に刺激 三ヶ島かな「勝ち方を分かっている感じ」
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 初日(9日)◇茨城GC東コース◇6560yd(パー72)
初優勝を目指す22歳の三ヶ島かなは5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、3アンダーで発進した。風が強くなった午後のスタートだったが、首位と1打差の2位で終え「70点」と自己評価した。「平らなコースはイメージがいいし、硬いグリーンが好き」とコースとの好相性も強調する。
午後0時14分、ペ・ソンウ(韓国)と脇元華とともにアウトからスタート。1番(パー5)で「すごく流れが良かった。メンバーに恵まれた」と3人ともにバーディを奪い、ギャラリーを沸かせて波に乗った。さらに一つ伸ばし迎えた最終18番(パー5)では、奥のエッジから「入るイメージはあった。強かったけど入って良かった」と8ydをチップインさせた。
2016年大会では同じ東コースで初日に4アンダーをマークし首位発進したが、12位で終えた。当時を「カップしか見ていなかった。お騒がせ少女でした」と振り返り、「少しは成長したと思う。いまは疲れてくる時期、練習の仕方やケアも大事。体力の配分はできるようになってきている」と胸を張る。
前週の男子ツアー「中日クラウンズ」では、同じブリヂストンファミリーの宮本勝昌が逆転で12勝目を挙げた。「ルーティンとか雰囲気が、勝ち方を分かっている感じ」とテレビの前でプレーにくぎ付けになった。「ピンチでもチャンスでも同じ顔で、落ち着いていた」とベテランのプレーに感嘆した。
昨年10月には「ブリヂストンオープン」を観戦し「こうしたらすごく喜ばれるんだろうな」と宮本のファンサービスやファンとの距離感も参考にしたという。「一緒に流れに乗りたいな」とブリヂストン勢2週連続優勝を目指す。(茨城県つくばみらい市/柴田雄平)