トスバッティングで300球 西山ゆかりが4位発進
2018/10/26 20:23
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 初日(26日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6585yd(パー72)
西山ゆかりが1イーグル1バーディの「69」でプレーし、3アンダーで4位発進した。インから出た16番(パー5)では、フェアウェイから140ydを8Iで直接ねじ込みイーグル。18番(パー5)では残り87ydを52度で4mにつけてバーディを奪った。
様々なことに取り組む36歳。「よくなっているのに首が痛くなったりしていた」と師匠でシニアツアーでも活躍する芹澤信雄プロにアドバイスを求め、上半身と下半身の連携を強化。また、自分の良かったころの動画を見て「力の使い方がうまいなあ」と新たな発見などもあったという。成果は徐々に現れ「パッティングもショットも安定してきた」と話す。
先週には近所の公園で、75歳になる父の武光さんにトスをしてもらい、テニスボールを使ってトスバッティング計300球の打ち込み。もともとは師匠に教わった練習法で、パワーアップのためには野球のバットで、面を意識するためにテニスラケットで片手打ちを行った。プロテストの合格や、初シードをとった“縁起もの”の練習方法だ。
現在、賞金ランキング68位(約1317万円)につける。来季のシード権(同ランク50位以内)はもちろん頭に入っており、「だいぶ前から稼がなきゃいけない」ことはわかっている。それでも、いまは「1打でも少なくあがるということ」と目の前の1球に集中する。(埼玉県飯能市/柴田雄平)